この記事では、「黄色い声援」の意味を分かりやすく説明していきます。
「黄色い声援」とは?意味
まず、声援は声を出して応援することです。
「がんばれ~」「ファイト」など、一生懸命に励む人へ向かって、さらに頑張るよう励ましの声を掛けることです。
では、黄色い声で応援するとはどのような意味を持つのでしょうか。
この場合の黄色は、「成熟していない」ものを表しています。
したがって、大人になっていない子供や弱い立場とされる女性のことを意味しています。
「くちばしの黄色い」という表現がありますが、未熟な人を揶揄する言葉で、黄色い声援の黄色と同じ意味です。
つまり、子供や女性が出すかん高い声こそが黄色い声であり、その声で応援の言葉を掛けるという意味になります。
「黄色い声援」の概要
黄色い声援を具体的に言うと、若い女性たちが大好きなタレントを前に興奮し、思わず発してしまう「キャー」のことです。
具体的にタレントの名前を叫ぶのも同じで、黄色い声援のひとつです。
「大好き」というような言葉を掛けられることもあるでしょう。
ファンからたくさんの声援をもらい、騒がれるのは人気のバロメーター。
たくさんの人たちから「キャー」と言われることは人気商売の人たちにとって、とても光栄なことなのです。
この「キャー」をイメージしてみてください。
頭のてっぺんから発する甲高く大きな声で「キャー」と叫ぶのです。
尋常ではないほどに大騒ぎをする女性たち。
冷静に考えると正気を失った振る舞いと思ってしまいますが、大好きなタレントの前では我を忘れてしまうわけです。
そういえば、これは日本の若い女性特有の行動ではありません。
人気俳優や歌手へ黄色い声援を送る姿は、万国共通。
黄色い声援を送れるのは、それだけ夢中になれるということです。
人生のうちのほんの一時期にすぎません。
「黄色い声援」の言葉の使い方や使われ方
誰かに声援を送る場面は多々ありますが、単に大きな声で応援しても黄色い声援とはなりません。
例えば、サッカーの試合が行われているスタジアムで聞こえる声援は、大きいけれど黄色い声とは掛け離れたものです。
そこで、黄色い声援を用いた例文をご紹介します。
『彼らの行く先々で黄色い声援が聞こえる』
『黄色い声援が上がり、コンサートの幕が上がった』
『この黄色い声援は、声優のおっかけのものだね』
「黄色い声援」の類語や言いかえ
黄色い声援を言いかえるとどのような言葉になるのでしょうか。
心が喜びに震え、興奮を抑えきれない様子を表す「狂喜乱舞」という言葉があります。
これは踊る様を表していますが、大興奮した結果として思わず大声を出してしまったり踊ってしまったりしてしまうこと。
喜びを感じた本能のままに身体が勝手に反応してしまったという点は同じです。
まとめ
黄色い声は、本当に若いころにしか出せません。
女性であっても落ち着いてしまうと声質も変わり、我を忘れて「キャー」とは言えなくなってしまうもの。
黄色い声援は、まさに若さの象徴のひとつと言えます。
