この記事では、茶トラと茶白の違いを分かりやすく説明していきます。
茶トラとは?
茶トラとは、トルコ付近で産まれた猫です。
“ジンジャー”と“レッドタビー”と呼ばれているこの茶トラの体の色は野生の猫にはない色になります。
明るい茶色はオレンジに近い色が特徴的。
トルコからアジアへとそのかわいさから評判になり、日本では江戸時代から飼われるようになりました。
浮世絵にはたびたび茶トラが描かれており、当時の人々に愛されている猫でした。
食いしん坊で食い意地が強いので、多頭飼いするときは他の猫の餌を奪い盗られないように工夫することが必要です。
茶白とは?
茶白とは、日本猫、純血種に分かれています。
日本猫の毛色は白を基調にしており、顔や頭、足などの毛色は明るい茶色となっています。
そこに、濃いオレンジ色の縞柄の模様がいくつも入っています。
茶白のオスには茶トラの遺伝子が強く流れているのも特徴的です。
純血種にはこの茶白となる猫の数は少ない傾向が見られます。
また、友好的で協調性もあるかわいい茶白は多くの人に愛される猫として人気があります。
スキンシップすると喜び、甘えさせてくれれば愛情を持って接してくれます。
茶トラと茶白の違い
いたずらしてもとぼけるのが茶トラで、ひょうきんな性格なのが茶白という違いがあります。
茶色の毛が多い茶トラの性格はストレートに要求してくる子が多く、いたずらして怒られてもとぼける行動を見せます。
細かいことは気にしないので、怒られてもすぐに立ち直れる性格でもある猫です。
白い毛が多い茶白の性格は茶トラの性質が大きく出ており、天真爛漫で活発的。
ひょうきんで周囲を笑わせようとおちゃめなポーズや表情を見せるのです。
茶トラと茶白の外見の違い
マッカレルタビー柄の茶トラは白い部分が少ない模様に特徴があり、一方、茶白は茶トラ柄を多く持つ違いがあります。
この茶トラの特徴は首と胸、お腹、足先まで白い被毛で、他は茶色に縞模様が入っている猫が多いのも特徴的です。
ゴールドに見える澄んだ眼球に、黒い瞳が映える目が美しいのも茶トラの魅力。
また、ほとんどの猫の肉は淡いピンクとなり、しっぽは白か淡いオレンジ色となっています。
この美しく、気品のある毛柄はオスに多く、全体で3割のオスが茶トラになり、メスは1割となります。
一方の茶白には白が目立つ茶白には4種類の柄があり、白い毛が多いのがパン、顔や尻尾まで柄が入るハーレクイン、白と毛色が半分入ったバイカラー、白い毛が少ないのがミテッドと呼びます。
まとめ
トルコから日本へ渡ってきた茶トラは、かわいい顔で静かに佇むその姿に癒されたことでしょう。
そんな茶トラの様々な遺伝子を受け継ぐ茶白は柄が個性的であり、そこが人気です。
この2匹の猫の性格も多少違いがありますので、相性が合う方を見て選び、過ごしやすい環境を整えてあげたり、スキンシップをはかれるように工夫するといいでしょう。