この記事では、「BKD」の意味を分かりやすく説明していきます。
「BKD」とは?意味
「BKD」とは、「売国奴」を表す隠語となり、それぞれの頭文字をローマ字に当てた言葉となります。
「売国」とは、自分の利益のために、自国の不利益になるような行為全般をさして使われるもので、「売国奴」は、そういった行いをする人をののしったりさげすんだりする目的で使われる言葉です。
「BKD」の概要
「BKD」は、インターネット上の掲示板やコメント欄などで、売国奴がNGワードとして設定されている際のNGワードを回避する目的の隠語として用いられている場合や入力キー数を省略する目的で用いられている場合、使用者が好んでいる場合などがあります。
「BKD」は、Twitter上で現在残っている最古の投稿が2010年9月24日となり、AKB48になぞらえてBKD(売国奴)48と投稿している例があります。
この投稿では、政治家や閣僚、官僚、経営者、コメンテータ、ジャーナリストをリストアップすべきといった主張がなされています。
「BKD」が使われるようになった背景には、TPP(環太平洋パートナーシップ)があり、TPP反対派の農業関係者や一部国会議員などから売国政策だと揶揄されていたことがあげられます。
このことに関連して、TPPを推進する人は、BKD(売国奴)だと表記したことがあり、主に反対派の人たちは、特定の議員を指してBKDだと主張しています。
2011年10月12日には、参議院議員の西田昌司氏が自身のyoutubeチャンネルにて、西田昌司「TPPはBKDだ。
断固反対!」といった動画を投稿しており、2021年現在に3万再生を超えています。
また、2011年11月26日には、上念司氏の著書で日本再生を妨げる:売国経済論の正体が出版されており、内容として、日本経済を衰退させ、他国を利するBKD政策の実態!日銀、財務省、マスコミの大罪を斬る。
と紹介されています。
「BKD」の言葉の使い方や使われ方
「BKD」は、一般的に広く使われているかと問われると、そうではなく、一部の政治的な主張を積極的におこなっている人たちがブログやTwitterなどで好んで使用していると捉えるべきです。
その理由は、確かに使っている人がいるのですが、Twitter上のリツイート数で一桁台の投稿が多く一般的に浸透していない可能性があります。
また、使われている例としては、BKD(売国奴)のように、意味合いとして二重に表記されている場合があり、BKD単体では一般人に通用しない可能性もあります。
「BKD」を使った例文
・『TPPを推奨する人たちはBKDだ』
・『私たちはBKDと戦います』
・『中国にすりよった主張の国会議員は、BKDと呼べるかもしれない』
まとめ
この記事では、「BKD」について説明しました。
「BKD」とは、売国奴を表す隠語です。
「売国奴」とは、自分の利益のために、自国の不利益になるような行為全般をする人を指してののしったりさげすんだりする目的で使われる言葉です。
「BKD」は、一般に広く浸透していると言い難い言葉となるので、使っても通用しない可能性もあるため、進んで使うことは避けるべき言葉となります。