「DQN」
この「DQN」は、ネットスラングの1つです。
有名な大手の掲示板で使われるようになったのがきっかけで、その他の掲示板やSNSなどにも広がって、今でもよく使われている言葉です。
こう呼ばれる人は、ネット上で何かしらをやってしまった場合だけでなく、リアルでの言動が元となっていることも少なくありません。
「DQN」の意味
DQNとは、「ドキュン」、もしくは「ドキュソ」と発音します。
後者は言葉の最後の「ン」を「ソ」と言い換える、若者特有の言葉遊びによるものです。
意味は、「少し(頭の)おかしい人」、「言動が常軌を逸している人」、「ともかく粗暴な人」といったイメージで捉えてください。
と言うのは、一言でそのような人をまとめて表現できる言葉だからです。
使われているシチュエーションごとに、上の意味のどれかをその場の流れから推測して当て嵌めればいいでしょう。
どれも好まざる人という意味では共通しているので、そんな人には関わらないに越したことはありません。
「DQN」の言葉の使い方
DQNは、ネット上でそのような人を見掛けた時に使う言葉です。
投稿内容(文章や画像など)からそう呼ばれることや、リアル(本人の投稿や実際にその人を知っている人の投稿から分かった範囲)がこの言葉に相応しいと思われる時に使われます。
ネット以外で使うことはまずない言葉なので、読み方は先のどちらでも構いません。
逆に、リアルでこの言葉を使うような人こそ、この「DQN」と呼ばれてしまうかも知れないので注意してください(リアルでネットスラングなど持ち出すような、ちょっとおかしい人だという意味で)。
「DQN」を使った例文・短文(解釈)
DQNを使った例文や短文です。
実際にもこのような形で使われていることが多いと言えるでしょう。
「DQN」の例文1
「猫に虐待している動画を平気で投稿していたDQNが捕まったらしい」
動画であっても、一度ネットに投稿されれば、それは立派な証拠となります。
むやみに動物に対して虐待行為を行うと、動物虐待の罪で逮捕される可能性があり、2年以下の懲役、または100万円以下の罰金という厳しい刑罰に処せられることになります。
何も考えずに平気でこのような行為(動物への虐待、及びその動画の投稿)を行ってしまうのがDQNだといういい例です。
「DQN」の例文2
「お店に誰も居ない時やバックヤードで悪ふざけをするDQNはどうして減らないんだろう」
誰も居ないお店で食品陳列用の冷蔵庫の中に丸々入ってみたり、お客さんに提供する食材をごみ箱に投げ入れるような、主に若い人による悪ふざけが過ぎる行為が次々とニュースになっています。
更に、それらの様子の写真や動画を投稿してしまうという神経からして、全く理解できないものがありますが、正に「DQN」としか表現のしようがありません。
これらの行為も、当然ですが、場合によっては処罰の対象となります。
面白がってやっていいことと悪いことの区別くらいは付けて欲しいものです。
「DQN」の例文3
「DQNだと書かれて更に激昂したらしい」
これはネット上ではよくある例で、DQNに相当すると思われる人にそれを指摘すると、それによって更に暴れ回ったり、付きまとわれるようなことが少なくありません。
変だと思ったり、おかしいと思った人は放っておくのが一番です。
「DQN」の例文4
「ネット上でだけDQNを装うような遊びもあるらしい」
ネット上でちょっとおかしい人のふりをして、それに対するレスポンスで楽しんでいるという変な遊びがあるようです。
これもまた、まともに相手をしないのが一番です。
そのような人に構っていいことは何もありません。
「DQN」の由来・語源
「DQN」の語源は、2002年まで放送されていたテレビ番組の「目撃!ドキュン」です。
この番組では、不良やヤンキーと呼ばれる少しアウトロー風な少年達が扱われることが多かったので、番組名の「ドキュン」がその手の人の代名詞としてネットで広がりました。
それを当て字にして、D(ド)Q(キュ)N(ン)としたのが、この「DQN」の由来です。
意味もそのような乱暴そうに見える人から派生して、前述のように使われるようになりました。