“problem”と“issue”はどちらも「問題」を意味する英単語ですが、詳細なニュアンスや使用する状況が異なります。
適切な場面で使い分けるために、双方の意味や用法をよく理解しておきましょう。
この記事では、“problem”と“issue”の違いを分かりやすく説明していきます。
「problem」とは?
“problem”は「(解決が必要な)問題」「難しい問題」「悩みや厄介事の元」といった意味や、「(テストなどで出題される)問題」「難しい場面」「扱いづらい人」などの意味があります。
名詞もしくは形容詞として使用されます。
「issue」とは?
“issue”は、名詞では「問題点」「争点」「重要ポイント」といった意味のほか、「発行」「流出」「結果」「要点」「流出」など多岐にわたる意味を持っています。
名詞だけでなく動詞としての役割もあり、「公表する」「出版する」「交付する」などの意味で用いられています。
「problem」と「issue」の違い
“problem”と“issue”はともに「問題」を示す単語ですが、細かな意味合いや使用する場面に違いがあります。
“problem”は「解決が必要な問題」を指し、主として解決方法が存在する問題事というニュアンスがあります。
一方、“issue”は「議論が必要な問題」や「争点」を示し、解決方法の有無にかかわらず議論することに重きを置いているイメージです。
次に、“problem”と“issue”の違いを分かりやすく解説します。
「problem」の例文
“problem”は解決を要する問題を表現する際に用いる単語で、日常生活やビジネスなど様々なシーンで使われています。
・“My bicycle has a problem with the brakes.”(私の自転車はブレーキに問題がある) ・There’s a problem with the biometric system. “(その生体認証システムには問題がある) また、テキストやテストの問題を指すこともあります。
・“The students solved the problem immediately.”(生徒たちは即座にその問題を解いた)
「issue」の例文
“issue”を「問題」の意味で用いる場合は、議論を要する問題や論点などを表す際に使用します。
・“What was the issue of the last meeting?”(前回の会議の課題は何でしたっけ) ・“We need to discuss the issue as soon as possible.”(我々はできるだけ早くその問題について議論する必要がある) ・“The cost reduction will be the big issue of the meeting.”(コスト削減が会議の大きな争点となるだろう)
まとめ
“problem”と“issue”は同じような意味を持つと思いがちですが、解決を要するのか話し合いを要するのかという点が使い分けの鍵になります。
双方の使い方を学んで、英語表現力のさらなる向上を目指しましょう。
ぜひ参考にして活用してください。