スプラトゥーンなどで使われる「メタられる」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「メタられる」とは?ゲーム用語

最近、オンライン対戦ゲームなどで、たまに飛び交うワード「メタられる」とは? この記事では、「メタられる」の意味を分かりやすく説明していきます。

「メタられる」の意味とは?

「メタられる」とは、「メタる」を受け身の形にしたもので、「対戦相手に戦略的優位をとられること」を意味します。


そもそも「メタる」の意味とは?

「メタる」とは「対戦相手に対して、戦略的に優位に立つこと」を意味し、もともとは対戦カードゲームで使われていた用語でした。

ジャンケンを例にすると、『相手がグーを選択してきたら、こちらはパーを選択する』、『相手がパーを選択してきたら、こちらはチョキを選択する』といった戦略をとることです。

そこから派生して、最近ではオンライン対戦ゲームなどでも、同様の意味で「メタる」が用いられるようになりました。


「メタる」の語源とは?

「メタゲーム」=“meta game”を略して「メタる」となりました。

「メタゲーム」とは、対戦カードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」で提唱された概念であり、「その時点で流行している戦略を分析し、より優位に立てる戦略や対策を立てること(=ゲームの枠外での駆け引き)」を意味します。

「メタ」=“meta”とは?

“meta”とは、「上位の」「高次の」「超越した」という意味を持つ古代ギリシア語の接頭辞です。

「メタゲーム」「ゲームの枠外での駆け引き」を意味するように、他にも様々な「メタ」用語があります。

「メタ発言」
「メタフィクション発言」の略で、マンガやアニメなどのキャラクターが、読者や視聴者、原作者やスタッフにしか知り得ない「ストーリーの枠外の情報を作中で発言すること」です。

例として、『ページが足りないのと作者が疲れてきたので、次回に続く!』というキャラクターのセリフがメタ発言になります。

「メタ推理」
サスペンス作品などで、犯人や犯行のトリックを推理する際に、「作品の枠外の情報から推理をすること」です。

例として、『作者のこれまでの作品の傾向として、この容疑者は見せかけで、真犯人が別にいるはず』とストーリーの内容からではなく、作者の傾向から推理をすることもメタ推理となります。

「メタられる」を使った例文

・『いま流行りのデッキに対して、このデッキだとメタられる』
・『相手があのキャラクターを使ってくるなら、こちらはこのキャラクターを使わないとメタられてしまう』
・『対戦相手チームに、メタられないような戦略が必要だ』

まとめ

「メタる」とは、「対戦相手に対して、戦略的優位に立つこと」を意味します。

「メタられる」とは、その「メタる」を受け身の形にしたもので、逆に「対戦相手に戦略的優位をとられること」を指します。

もともとは、対戦カードゲームで使用されていた用語でしたが、最近では、オンライン対戦ゲームなどでも同様の意味で「メタる」「メタられる」ともに使用されています。

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