ダイエットの「痩せる」と「絞る」の違いとは?分かりやすく解釈

ダイエットの「痩せる」と「絞る」の違い違い

この記事では、「痩せる」「絞る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「痩せる」とは?

「痩せる」は(や(せる))と読みます。

意味は2つあります。

ひとつは「人間や動物などの肉や脂肪が少なくなり、身体が細くなること」、もうひとつは「土地に植物を成長させる養分が少な苦なっていること」です。

「痩せる」は日常的に耳にする言葉です。

特に現在はスタイルを気にする人や、健康に注意する人たちがダイエットして痩せようと努力しています。

特に若い女性の間では「痩せたい」「痩せない」と言った会話がよく交わされています。

人間の体が「痩せる」のと同じ意味を持つ言葉が「スマートになる」「ダイエット」「体重が落ちる」「シェイプする」「減量する」などです。

対義語は「太る」「肥える」「体重が増える」「デブになる」などがあります。

土地が「痩せる」の類義語は「不毛」です。

また対義語は「肥える」です。


「痩せる」の使い方

「痩せる」は日々の生活でよく使用する言葉です。

「〇〇で簡単に痩せる」「痩せるためのヨガ」「2週間で2キロ痩せるダイエット」など、雑誌やネットには痩せたい人をターゲットにした広告がたくさんあります。

世の中には「痩せたね」と言われて嬉しい人もいれば、傷つく人もいます。

病気などで痩せてしまった場合には、特に痩せたことを気にしています。

「痩せる」はポジティブにもネガティブにもとれる言葉なので、ポジティブなニュアンスを伝えたい時には「痩せましたね」より「ほっそりしましたね」「スマートになりましたね」と表現する方が良いでしょう。


「絞る」とは?

「絞る」は(しぼ(る))と読みます。

「雑巾を絞る」「知恵をしぼる」「ボリュームを絞る」など日常生活で使う言葉です。

ちなみに同じく(しぼる)と読む「搾る」ですが、「レモンを搾る」「お金を搾り取る」のように、何か価値のあるものを取り出す時に使います。

さて最近では「ウエストを絞る」「ボティラインを絞る」のように、痩せることも「絞る」と表現する人が増えてきました。

この場合はサイズダウンするとの意味で、「痩せる」と同じように使えます。

しかし「絞る」の方が、「痩せる」より「積極的に痩せるために頑張る」という意思が伝わってきます。

「絞る」の使い方

「絞る」は体重を落とすという意味でも使用きる言葉です。

「ちょっとお腹を絞ろうと思う」「もう少しボディラインを絞った方がカッコイイよ」など、仲の良い人との会話で耳にします。

しかし一般的には「体重を落とす」「痩せる」との表現を使う方が適切です。

医師が患者に「健康のために身体を絞りましょう」と言わずに、「健康のために体重を落としましょう」と言うのがその一例です。

「痩せる」と「絞る」の違い

「痩せる」「絞る」も体重を落とすことを表す言葉です。

「痩せるは」はネガティブな意味になることもありますが、「絞る」は痩せたい人が努力して体重を落とすという意味で、ネガティブな意味にはなりません。

「痩せる」の例文

・『痩せるために食事はバナナだけにしている』
・『どうして3キロも痩せられたのか教えて』
・『太るのは簡単だけれど、痩せるのは難しい』
・『これが新しく発売された痩せる下着です』

「絞る」の例文

・『腹筋を毎日して、ウエストのあたりをもうちょっと絞るつもりだ』
・『脱水機が故障しているので洗濯物を手で絞る』
・『困難に出くわして、ない知恵を絞る』
・『もう少しテレビのボリュームを絞ることはできますか』

まとめ

「痩せる」「絞る」は、どちらも体重が落ちるという意味で使う言葉です。

しかし「痩せる」より「絞る」の方が、積極的に運動して脂肪を落とすというニュアンスが伝わってきます。

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