声援を「送る」と「贈る」の違いとは?分かりやすく解釈

声援を「送る」と「贈る」の違い違い

この記事では、「送る」「贈る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「送る」とは?

「送る」は、声援という声で相手を応援する行為においては、拍手を相手側に届けることを意味します。

これは、「送る」という言葉に今現在の情報を届けるという意味があり、今現在の情報という物が、拍手であるという認識から、声援においては、「送る」は拍手を相手先に送ることです。

なお、「送る」は、無償提供するという善意の意志が無くとも成立するが故、拍手のようにとりあえず周囲が拍手しているからしておけばよいというような考えに至るものは「送る」とします。


「贈る」とは?

「贈る」は、声援を相手側に贈与という観点で贈ります。

贈与は、気持ちなどの意志を無償提供することにあり、声援は必ず相手側に伝わる際には無償提供でなければなりません。


「送る」と「贈る」の違い

「送る」「贈る」の違いは、拍手であるか、応援する気持ちを贈与という形で与えるかです。

「贈る」は、相手に対して無償で提供する善意のような物で声援は善意に当たります。

一方、「送る」は善意でもなんでもなく、ある物をある場所まで送ることや情報などをある場所に届けるという観点から善意であるかどうかの判別ができない拍手という物を「送る」と呼びます。

「送る」の例文

・『拍手を送る』
この例は、相手の方に対して称賛するという善意を抜きにして考えとりあえず相手を立たせておこうという観点で拍手をしているにすぎません。

声援などで相手を称賛するケースで「送る」を使用する場合、実は別に相手を称賛する気持ちが無くともよいためこのケースでは相手の方を応援したり称賛する気持ちは無いといえます。

「贈る」の例文

・『エールを贈る』
この例は、純粋に相手の方に対して善意でかつ無償で声援を贈与し相手の方を応援することを意味します。

「贈る」は必ず善意であり相手の方に対して応援したいという気持ちが無ければ「贈る」と言えず、とりあえず場の空気で応援しておかないとならないという場合においては、「送る」が正しい言葉選びです。

まとめ

「送る」「贈る」の違いは、声援という相手を称賛して応援することである場合、「送る」は単なる拍手で、選手側は別に自分が応援されているという認識持たないことで、かつ拍手する側も実は場の空気で行っているだけで実際に対象となるものを応援しているかは未知数です。

一方、「贈る」は、善意をむき出しにして対象に対してエールを発するため応援を受け取った側は自分が応援を受けていると認識ます。

その為、両者の違いは応援を受ける側が自分が応援されていると認識があるかどうかです。

拍手の場合、対戦相手側に称賛されているとも認識しますし、拍手する側は誰に対して称賛し、応援をしているかわかりません。

その為、声援に関して「贈る」「送る」という言葉は応援を受ける人物が認識できれば、「贈る」できない場合は、「送る」です。

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