格闘技の「フェイスオフ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

フェイスオフ意味と使い方

この記事では、格闘技でのフェイスオフの意味を分かりやすく説明していきます。

フェイスオフとは?意味

格闘技でのフェイスオフとは、敵対する2人が顔と顔を近づけて睨み合い、相手を威嚇するという意味になります。

試合前に敵対する2人が顔を向かい合わせて相手を蔑むような表情を見せるか、上から見下げるなどして、相手を挑発するという意味合いもあります。


フェイスオフの概要

殴り合いをする格闘技の試合を始める前によく使われているフェイスオフでは、敵対する者同士が挨拶の意味も込めて顔と顔を至近距離で見合わせます。

この距離は30cmと離れていたり、20cm、10cmと詰め寄っていき、しまいには唇と唇がくっつくのではないかと思うほど近づけることもあります。

ほとんどのフェイスオフでは目と目を合わせて無言で睨み合うのが特徴的。

もしも手が出そうになったときはレフリーが止めに入り、2人を引き離します。

しかし、興奮したときは相手に罵る言葉を言い放ったり、パンチする仕草を見せることもあります。

興奮したときは両腕を腕組して睨むか、ファイティングポーズで相手を威嚇。

絶対に相手を殴ってはいけないのがフェイスオフのルールです。

最近はマスクをしたままでフェイスオフし、あまりにも近づきすぎたときは10秒以内で終了することもあります。

YouTubeでは赤穂亮と河原弘晶とのフェイスオフの模様を動画配信していますし、Facebookには様々なフェイスオフをまとめた画像を見れます。


フェイスオフの言葉の使い方や使われ方

記者会見のときに行われるフェイスオフの使い方は、「超接近のフェイスオフ」「近距離のフェイスオフ」「フェイスオフで突き飛ばされた」と使います。

顔と顔がぶつかりそうなほど近づけるときは超接近と使い、数十cm近づけるときは近距離と表現します。

フェイスオフで突き飛ばされたとは、興奮した相手に手で突き飛ばされたときに使うフレーズです。

過去にフェイスオフのとき突き飛ばされた選手が当日の試合を欠場したとき使われました。

フェイスオフを使った例文(使用例)

・フェイスオフの場で敵対する選手が一触即発の事件が起きそうになる。

また、ラスベガスで行われた格闘技のイベントではコナー・マクレガーが相手選手のドナルド・セローニに近距離で近づき、危険な状態となりました。

・犬猿の仲の選手同士がフェイスオフで激怒した選手が相手選手を突き飛ばす。

ドラッカー・クロスとジェレミー・スティーブンスが超接近して乱闘寸前となりました。

相手の威嚇顔に激怒した選手が相手を突き飛ばすという暴挙に出たのです。

・電撃の20cmという至近距離でフェイスオフした選手の姿に海外が大興奮。

WBAの王者こと井上尚弥が大橋選手と戦うことになり、速攻フェイスオフを繰り出しました。

この時、顔と顔が20cmの至近距離まで近づき、にらみ合います。

この姿に海外のファンは熱く興奮したのでした。

まとめ

敵対する者同士が顔と顔を至近距離まで近づけて睨み合うフェイスオフ。

睨み合うことでお互いに気持ちを高めあい、激しい格闘技を繰り広げます。

しかし、興奮することで突き飛ばしたり、大声を出してしまう選手もいますが、これらの行為は禁止されています。

モラルを守ることが求められるフェイスオフは見る側に不快感を与えてはいけません。

あくまでもその場を盛り上げて、見る人を楽しませるためにやりましょう。

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