この記事では、眼鏡の「球面設計」と「非球面設計」の違いを分かりやすく説明していきます。
「球面設計」とは?
眼鏡の「球面設計(きゅうめんせっけい)」とは、「レンズ面が球の一部からなっているレンズ・レンズ面のカーブが強くて、重くて厚みが出やすいレンズ」のことを意味しています。
「球面設計」のレンズは、「レンズの中心部と周辺部の厚みの違いが大きい」ため、「収差(周辺部が歪んで見える見え方のズレ)」も大きくなってしまう特徴があります。
「非球面設計」とは?
眼鏡の「非球面設計(ひきゅうめんせっけい)」とは、「レンズ面が楕円面・双極面・放物面の二次曲線からなっているレンズ・レンズ面のカーブが弱くて、薄くて軽いレンズ」のことを意味しています。
「非球面設計」のレンズは、「レンズの中心部と周辺部の厚みの違いが小さい」ため、「収差(周辺部が歪んで見える見え方のズレ)」も小さくなるという望ましい特徴があります。
レンズが軽くて薄い、周辺部でも対象が歪んで見えないという「非球面設計」のレンズは、現在の眼鏡では主流のレンズになっています。
「球面設計」と「非球面設計」の違い!
眼鏡の「球面設計」と「非球面設計」の大きな違いは、現在の眼鏡ではレンズの中心部と周辺部で見え方のズレを生む収差が小さい「非球面設計」が主流になっているという違いになります。
「球面設計」は「レンズ面が球の一部からなっていて、中心から周辺へのカーブが強くなっているレンズ」であり、「非球面設計」は「レンズ面が楕円面・双極面・放物面の二次曲線からなっていて、レンズのカーブが弱いレンズ」であるという形状の違いも指摘できます。
「球面設計」に対して「非球面設計」には、「薄くて軽い・レンズのカーブ(厚みの差)が小さい・レンズの周辺部でも歪んで見えない」などのメリットが多いのです。
まとめ
眼鏡の「球面設計」と「非球面設計」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「球面設計」とは「レンズ面が球の一部であるレンズ・レンズの中心部と周辺部の厚みの違いが大きいために収差(見え方のズレ)も大きくなるレンズ」を意味していて、「非球面設計」は「レンズ面が二次曲線からなるレンズ・レンズの中心部と周辺部の厚みの違いが小さいため収差も小さくなる現在主流のレンズ」を意味している違いがあります。
眼鏡の「球面設計」と「非球面設計」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。