この記事では、「押さえる」と「抑える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「押さえる」とは?
「押さえる」は、部屋を予約するという意味であれば、強制力を持って予約することを指します。
つまり、絶対にその場所に泊まるために予約をすることを「押さえる」で第3者に絶対予約が移行することが無い予約の取り方です。
この予約の取り方は、利点においては絶対にその部屋を取ることができますが、反面に、予約キャンセルをした場合、ペナルティがかなり大きいのが問題でキャンセル自体ができないこともあります。
「抑える」とは?
「抑える」は、部屋を予約するという意味であれば、とりあえず予約することで仮予約状態にあることを指します。
仮予約であるため、強制力がある予約法と異なり、できるだけキャンセルに対してペナルティが付きにくい予約法を取るのが特徴です。
「抑える」は、どちらかというとホテルのような部屋ではなく、民宿のような物の部屋を予約することで、ペナルティを受けにくいホテルなどを予約することになります。
ただ、現在では、当日キャンセル等の行為はペナルティの対象となるため、ペナルティを受ける前に事前キャンセルという方法で宿泊施設に泊まることをキャンセルするかもしれない予約法を、「抑える」と呼びます。
「押さえる」と「抑える」の違い
「押さえる」と「抑える」の違いは、絶対にその部屋を予約しようとするか、別にその部屋にこだわらずに予約するかです。
その為、「押さえる」はキャンセルするという概念は少ないのですが、「抑える」側はキャンセルの概念があります。
「押さえる」の例文
・『高級ホテルのスイートルームを押さえる』
この例は、高級ホテルのスイートを予約したという例です。
「押さえる」は、絶対的な予約であるが故キャンセルの概念がない予約です。
「抑える」の例文
・『民宿の一部屋を抑える』
この例は、民宿の一部屋を予約したという例になります。
民宿は、予約に関してキャンセル料が発生しないケースがありそうした部屋を予約したという例になります。
まとめ
「押さえる」と「抑える」の違いは、絶対にその部屋を利用して宿泊するかどうかです。
というのも、今でこそ、民宿側も宿泊キャンセルについては強い姿勢でキャンセル料を取ることができたのですが、昔はキャンセル料を取ることができないケースが多かったのです。
その為、「押さえる」と「抑える」という表現が宿泊施設の概念に生まれ、「押さえる」は絶対にその場所を押さえて宿泊すること、「抑える」はキャンセルありきで、キャンセル料金が発生しないうちにキャンセルすることもあり得るとしたのです。
つまり、「押さえる」と「抑える」は、宿泊施設の予約のシステムの事前キャンセルができるものとそうではない物とを分ける言葉になったため、両者の言葉を使い分けることでどのような室内に泊まるかを区別する言葉にもなりました。