この記事では、「定規」と「物差し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「定規」とは?
定規は、ただ単に、長さ及び線を引くという行為に使用する道具です。
そのため、文房具と呼ばれることも多く、数学などで線引きに用いる小さな道具を指し両手で持って使用するくらい、大きな「定規」はまれです。
「定規」の使い方
「定規」の使い方は、何センチや何ミリという単位で線を引くこと、および物体の長さを図ること、単純に直線を引くという場合に使用します。
「物差し」とは?
「物差し」は物の長さを図る道具で、小さなものから巨大なもの電子制御されたものなど様々なものが存在します。
「物差し」は、物の長さを計測するための道具であるため、「定規」とは異なり、線を引くという目的では使用しないです。
「物差し」の使い方
「物差し」の使い方ですが、「物差し」は物体に対し計測器をあてることで正確な長さを図るため、物体に対し専用の計測器である必要があります。
そのため、物体が球体であれば、球体に応じた計測器を「物差し」として使用することで正確な長さを図ることが可能です。
「定規」と「物差し」の違い
「定規」は直線を引く行為、物体の長さをミリ単位やセンチ単位で計測しますが、「物差し」と違い、ミクロン単位で物体を計測することはできないのです。
逆に、「物差し」は電子制御されている者であればミクロン単位で物体を計測することも可能で、円のように計測が難しい物体の長さを計測する専用計測器も存在しているのです。
そのため、違いについては、物体の計測が主であるかそうではないかです。
「定規」の例文
・『定規は10センチの値を示した』
この例は、計測に用いる道具が、10センチを示しているとする例です。
「定規」を計測機とした場合、ミリやセンチという長さを専門としますので、この場合定規を用いて計測をします。
「物差し」の例文
・『物差しは数ミクロン単位で計測可能です』
この例は、おそらく電子制御された計測器を使用すれば、ミクロン単位で計測可能とする例です。
「物差し」は計測するという行為にたけており、ミクロン単位で計測することができ、この例では、電子制御された「物差し」を利用することで正確な値を示せるとしています。
まとめ
「定規」と「物差し」の違いですが、計測するという行為に長けているか、そうではないかという違いがあります。
計測を専門とするのは、「物差し」になり、「物差し」は電子制御や専用の機材へと下降することで正確な値を示すことができ、円のような物体の長さですら計測可能です。
一方、「定規」は両手で使用することができるくらい、大きな計測器ではなく、あくまで簡易な計測や直線を引くという行為に使用するため、使用目的も実は正確な値を示す必要性がないという点があります。
そのため、「物差し」のことを計測機と呼ぶのは、「物差し」が計測を得意とする道具であるが故です。