この記事では、「理念」と「信念」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理念」とは?
「理念」には、2つの意味があります。
1つめは、ある物事について、こうあるべきだという根本の考えのことです。
物事の基本が、そうであるのが当然だという考えを意味します。
「経営理念」といった場合、経営はこうあるべきだという考えを意味しています。
もう一つは、哲学で純粋に理性によって立てられる超経験的な理想的概念のことです。
日常生活で「理念」という言葉が使われるときには、1つめの意味で使われています。
「理」には、物事のすじみち、すじめという意味があり、「念」には、おもう、考える、心にとめて忘れないという意味があります。
「信念」とは?
「信念」には、2つの意味があります。
1つめは、正しいと信じる自分の考えのことです。
もう一つは、宗教を信じる気持ち、信仰心のことです。
「信」には、まこと、いつわりがない、しんじるという意味があります。
「理念」と「信念」の違い
「理念」は、物事がこうあるべきという考えのことです。
「信念」は、自分が正しいと信じる考えのことです。
「理念」には、自分が正しいと考えている、という意味は含まれていません。
まとめ
「理念」と「信念」は、どちらも「念」という漢字が使用されていますが、意味が異なる言葉です。