この記事では、「余裕」と「油断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「余裕」とは?
「余裕」の意味と使い方について紹介します。
「余裕」の意味
「余裕」は「よゆう」と読みます。
意味は「必要以上に残っていること」「限度いっぱいになっていないこと」「心にゆとりがあること」です。
「余裕」の使い方
「余裕」には以下の3つの意味があります。
1つ目は「必要以上残っていること」という意味で、「在庫にまだ余裕がある」などと言います。
2つ目は「ある限度いっぱいになっていないこと」という意味で、「予算に余裕がある」などと言います。
3つ目は「ゆったりと落ち着いている様子」という意味で、「余裕の笑みを浮かべる」などと言います。
3つの意味に共通するのは「余っている」という意味で、「ギリギリではない」から「ゆったりと落ち着いている」という意味で使われています。
「油断」とは?
「油断」の意味と使い方について紹介します。
「油断」の意味
「油断」は「ゆだん」と読みます。
意味は「見くびって気を許し、注意を怠ること」です。
「油断」の使い方
「油断」は、ものごとを見くびって気を緩めている状態のことを言います。
「大したことはない」「ちょっと位大丈夫だろう」などと思い、気を緩める時の表現です。
「油断」することにより悪い結果に繋がることから、悪い意味として使われることが多くなります。
「油断」の語源には2つあります。
1つ目は、仏教の経典で「王が臣下に油を持たせて『一滴でもこぼしたら命を断つ』と命じて歩かせた」という一節から来ているという説です。
2つ目は「ゆったり」を意味する「ゆたに」という古語が変化したという説です。
「余裕」と「油断」の違い!
「余裕」は「あまっていること」「心にゆとりがあること」です。
「油断」は「見くびって気を許し、注意を怠ること」です。
まとめ
今回は「余裕」と「油断」の違いをお伝えしました。
「余裕はあまっている」、「油断は気を緩める」と覚えておきましょう。