この記事では、「甘える」と「わがまま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「甘える」とは?
「甘える」とは、物をねだる、可愛がってもらおうとして馴れ馴れしく振舞う、人の好意を遠慮することなく受け入れる、気ままに振舞うといった複数の意味があります。
例えば小さい子が親に、ペットが買い主に近づき可愛がってもらいたいという「甘える」はとても微笑ましいものです。
ですが、大人が他人に何かをあてにして振舞う「甘える」は図々しくて常識がないと思われるでしょう。
「甘える」の内容によって印象や意味合いが違ってきますので、ちゃんと見極めるようにしましょう。
「いい年して、親に甘えるな」「お言葉に甘えることにします」「仕事なのだから、周りの人に甘えるのは止めて」などと使います。
「わがまま」とは?
「わがまま」とは、他人の気持ちや都合を考えず、自分の都合だけを考える、行動することを言います。
身勝手、自己中心的といった人のことを一言で言い表す言葉でもあります。
「母さんはわがままだ」「わがままな性格は昔からだった」「どうして、そんなわがままを言うの」「あなたのわがままに付き合いきれない」などと、日常会話においてもよく使われる言葉です。
「甘える」と「わがまま」の違い!
「甘える」と「わがまま」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも人の言動を表す言葉です。
「甘える」とは他人に、何かをねだったり、良くしてもらいたい、可愛がってもらいたいと思うことです。
小さい子供、動物などが「甘える」のは可愛いものですし、恋人など大事な人が「甘える」のも嬉しいと思うでしょう。
ですがいい大人が、親や周りの人に「甘える」のはいい振舞いとは思われません。
「わがまま」とは他人のことを考えず、自分の都合で考えて行動することを言います。
可愛いと思える相手、内容の「わがまま」であれば問題はありませんが、自分勝手で周りに迷惑をかける「わがまま」は周りに迷惑をかけるだけとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「甘える」と「わがまま」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも、人、内容などによっては多少なら許される、可愛いと思えるものもあります。
しかし、社会人、大人という立場、仕事という状態で考えますとどちらも良くないことと受け取られます。
それぞれ状況を見た上で、言葉の意味を理解し、使い分けて下さい。