どちらも病院でよく聞く言葉ですが、「既往歴」と「現病歴」の違いを知っていますか。
この記事では、「既往歴」と「現病歴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「既往歴」とは?
「既往歴」とは、これまでにかかったことがある病気のことです。
「既往」には、過去、すんでしまった事柄という意味があります。
「既」は、すでに、物事がすんでしまったことを意味する漢字です。
病院や調剤薬局で「既往歴」を尋ねられますが、これは現在の病気の診断や治療法の判断の手がかりになるためや、体質を判断するためです。
病気のことだけでなく、薬の副作用、アレルギー、交通事故なども「既往歴」に含まれます。
「現病歴」とは?
「現病歴」とは、今の病気のことです。
今の病気が、いつ、どのように始まったのか、どのような経過をたどっているのかという情報です。
「現」には、あらわれる、いまの、うつつという意味があります。
「既往歴」と「現病歴」の違い
「既往歴」と「現病歴」はどちらも病気に関しての言葉ですが、2つの言葉には違いがあります。
「既往歴」は過去の病気のこと、「現病歴」は現在の病気のことです。
今よりも前のことなのか、今のことなのかという点で違いがあります。
まとめ
「既往歴」と「現病歴」は、どちらも病院でよく聞く言葉ですが、過去のことなのか、現在のことなのかという点で意味が異なる言葉です。