この記事では、「合いの手を入れる」と「合いの手を打つ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「合いの手を入れる」とは?
「合いの手を入れる」には、以下の3つの意味と使い方があります。
1つ目は元の意味で「邦楽で、歌と歌の間に入れる三味線だけの短い演奏のこと」です。
2つ目は上記から転じて「歌や楽曲の間に入れる手拍子か掛け声」という意味で、「カラオケ中に合いの手を入れる」などと言います。
3つ目は更に転じて「会話中に、相手に話を振ったり、話題が進む様に言葉を挟むこと」という意味で、「彼は商談中に合いの手を入れるのが上手い」などと言います。
上記に共通するのは、「調子を整える為に、途中で音や声を入れること」という意味です。
基本的に、音を出している本人以外の人の動作に使われます。
「合いの手を打つ」とは?
「合いの手を打つ」は、「合いの手を入れる」と「相槌を打つ」が混同した言葉です。
用法的には誤用となります。
「合いの手を入れる」と「合いの手を打つ」の違い!
「合いの手を入れる」は「調子を整える為に、途中で音や声を入れること」です。
「合いの手を打つ」は「『合いの手を入れる』と『相槌を打つ』が混同した言葉」です。
まとめ
今回は「合いの手を入れる」と「合いの手を打つ」の違いをお伝えしました。
「合いの手を入れる」は「調子を整える音や声」、「合いの手を打つ」は「誤用」と覚えておきましょう。