「アカヒレ」と「メダカ」の違いとは?分かりやすく解釈

「アカヒレ」と「メダカ」の違い違い

この記事では、「アカヒレ」「メダカ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アカヒレ」とは?

「アカヒレ」とは、コイ科に属する淡水魚で、特徴のある赤い尾ひれからその名前がつけられました。

英名の“White Cloud Mountain minnow”は原産地の1つの中国の白雲山に由来します。

体長は最大でも3~4cmで、色はやや褐色がかかった銀白です。

特徴のある赤い尾ひれを持っていて、メスはお腹が膨らんでいて丸みを帯びた姿ですが、中国では絶滅したとされています。

低温の水温や酸欠に強い特徴があり、比較的に比較や飼育が楽な事から観賞用に多く飼育されています。

「コッピー」という別名でも販売されていて、もっとも飼いやすい観賞魚のひとつです。

また丈夫で安価なこともあり、後述する「メダカ」や金魚と共に大型の肉食魚のエサとしても使われます。


「メダカ」とは?

「メダカ」は、ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚です。

「メダカ」「アカヒレ」同様に飼育がしやすいため、観賞用として親しまれた観賞魚で、品種改良されたメダカが多く流通しています。

体長は3. 5cmほどの小型の魚で、背びれが後ろ側にあるのが特徴です。

目が大きく、頭部の上に飛び出しているのが名前の由来で、日本各地に広く生息し各地の方言で様々な呼び名があります。

流れの穏やかの水路や小川に生息して、蚊の幼虫であるボウフラやプランクトンなどを食べます。

1度の産卵で10個ほどの卵を春から夏にかけて産卵して、夏から秋にかけて成長し次の年には産卵します。

一般的には「メダカ」の寿命は1年程とされていますが、しっかりと整えられた水質などの環境下では3~5年も長く生きます。

中には度重なる品種改良がなされ、その見た目の美しさや貴重さが評価され、1匹数十万円や数百万円という高額な値段が付けられる「メダカ」も存在します。

しかし1980年代くらいから各地のメダカの数が減少し始め、2003年5月には絶滅危惧種として「メダカ」が指定されました。

その結果各所で保護活動が活発になり、養殖された稚魚が自然に放流されるなどの活動がされていますが、中には本来分布されている種類とは違ったメダカを放流してしまうなどの間違った活動が起こっていて、メダカの保護には生息地の保全が重要とされ、安易な放流は慎むべきとされています。


「アカヒレ」と「メダカ」の違い

「アカヒレ」「メダカ」の違いは、「アカヒレ」はコイの仲間になりますが、「メダカ」はダツ目メダカ科で違っています。

共に非常に飼育が楽で飼いやすい特徴があり、体長などの変わりもあまりありません。

尾ひれの位置や目の大きさにより、「アカヒレ」「メダカ」は区別できます。

まとめ

「アカヒレ」「メダカ」はともに水温の変化や水質に強く、買い易いという特徴を持っています。

しかし「メダカ」は昨今個体数が減少してきていて、絶滅危惧種にも指定されるほどとなってしまいました。

各地で稚魚の放流などの保護活動が行われています。

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