「華奢」と「貧相」の違いとは?分かりやすく解釈

「華奢」と「貧相」の違い違い

この記事では、「華奢」「貧相」の違いを分かりやすく説明していきます。

「華奢」とは?

「華奢」とは、「きゃしゃ」と読み、いくつかの意味があります。

「華奢」には、すらりとして品が良い様子や、細くかつ弱々しい様子、そして道具などが壊れやすい作りの事を指します。

「華奢」の語源は、「華やかで贅沢」を表していて、「花車」「花奢」と書いて「かしゃ」と読み、「上品かつ優雅で風流な事」を指す言葉として使われていた事によるものです。


「華奢」の使い方

「華奢」の使い方としては、人に対して使われる事はもちろんの事、物などに対しても使われる事があります。

物に対しては「この机の脚は華奢なつくりだ」と使ったり、人に対しては「彼女は華奢だ」などと使われます。


「貧相」とは?

「貧相」とは、貧乏そうな人相という意味があり、貧弱でみすぼらしく、見た目が乏しい人に対して使われます。

実際にその人ば貧乏ではなくても、見た目が貧乏そうに見えてしまったり、幸が薄いような印象の人に対して「貧相」と言います。

良い意味は含まれてはいないため、使用する状況や相手には注意する必要があります。

「貧相」の使い方

「貧相」は、基本的にネガティブな意味で使用されます。

身なりが整っていない人に対してや、だらしがない人、汚れた服装をしていたり、清潔感がないなど、「貧相」と呼ばれてしまう原因は様々です。

「貧相」という言葉は、基本的に良い意味ではないため、使用するタイミングによって思わぬ誤解を与えてしまうこともあります。

「華奢」と「貧相」の違い

「華奢」「貧相」の違いは、「華奢」には品がある様子という良い意味も含まれていますが、「貧相」においては良い意味が含まれていません。

「華奢」にも弱々しい様子といった多少の悪い意味も含まれますが、「貧相」に比べると品がある意味が含まれている事もあり、良い意味で捉えられることもあります。

しかし「貧相」という言葉は、品が良いという良い意味は含まれないため、悪い印象を伝える言葉となりますので、使う際は注意が必要となるのです。

「華奢」の例文

「彼女はモデルの様に華奢な体形をしている」

「この椅子の脚はとても華奢なので、壊れないか心配だ」

「彼は男のくせに非常に華奢な体つきをしている」

「貧相」の例文

「彼女の髪はボサボサで普段もノーメイクが多く、非常に貧相だ」

「彼が来ているTシャツは所々汚れていて、とても貧相に見えてしまう」

「妹は普段、服装などには注意しているが、何故か友人から貧相だとからかわれてしまうらしい」

まとめ

「華奢」は、細く弱々しいと言った意味がありますが、同時に品があるという良い意味も含まれていますので、相手を褒める際にも使用される言葉です。

対して「貧相」は、貧弱でみすぼらしい様子と言った、いい意味は含まれていません。

使い方を間違えてしまうと、思わぬ誤解を与えてしまいますので注意しましょう。

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