「十数倍」と「数十倍」の違いとは?分かりやすく解釈

「十数倍」と「数十倍」の違い違い

この記事では、「十数倍」「数十倍」の違いを分かりやすく説明していきます。

「十数倍」とは?

「十数倍(じゅうすうばい)」とは、「基準となる自然数を11倍以上20倍未満にすること」を意味している算数の用語です。

「十数倍」という用語には、「元の数を11倍以上にはするが、20倍以上にまではしない」といった意味のニュアンスがあります。

すなわち、「十数倍」という状態を(少数を含まない)自然数だけで具体的にいうと、「n×11~n×19(nは自然数)」を意味していることになります。


「十数倍」の使い方

「十数倍」という算数用語の使い方は、「元になる自然数を10倍以上20倍未満にする時」に使う使い方になります。

例えば、「株式投資によって、金融資産が約三十年で十数倍にまで増加しました」などの文章で使うことができます。


「数十倍」とは?

「数十倍(すうじゅうばい)」とは、「基準となる自然数を20倍以上100倍未満にすること」を意味している算数の用語です。

「数十倍」という表現には、「元の数を20倍以上にはするが、100倍以上にまではしない」といった意味のニュアンスがあります。

すなわち、「数十倍」という状態を(少数を含まない)自然数だけで具体的にいうと、「n×20~n×99(nは自然数)」を意味していることになります。

「数十倍」の使い方

「数十倍」という算数用語の使い方は、「元になる自然数を20倍以上100倍未満にする時」に使う使い方になります。

例えば、「森林・山野を切り開いたことで、住宅地・農地の面積が数十倍にまで拡大したのです」などの例文で使用するような使い方をすることが可能です。

「十数倍」と「数十倍」の違い!

「十数倍」「数十倍」の違いを、分かりやすく解説します。

「十数倍」「数十倍」はどちらも「基準となる自然数に10倍を超える数を掛けること」を意味していますが、「十数倍」という用語は「基準となる自然数を11倍以上20倍未満にすること(n×11~n×19の範囲の掛け算)」を示しています。

「十数倍」に対して「数十倍」という算数用語は、「基準となる自然数を20倍以上100倍未満にすること(n×20~n×99の範囲の掛け算)」を意味している違いを指摘できます。

その双方の意味の違いから、基準となっている元の数の大きさが同じ場合には、「十数倍」よりも「数十倍」のほうが「掛け算の結果として算出される数が大きくなる」という違いもあるのです。

例えば、「100の十数倍」は最大で「1,900」ですが、「100の数十倍」は最大で「9,900」にもなる違いが生まれてきます。

まとめ

「十数倍」「数十倍」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「十数倍」「数十倍」はどちらも「基準となる自然数を用いた掛け算」を意味していますが、「十数倍」「元になる自然数を11倍~19倍にすること」を意味していて、「数十倍」のほうは「元になる自然数を20倍~99倍にすること」を意味している違いがあります。

「十数倍」「数十倍」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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