意見と発言という言葉を聞くと同じような意味だと思う人もいるかと思いますが、意見と発言ではその意味は大きく異なります。
実際意見と発言はどういう違いがあるかを説明します。
「意見」とは?
意見という言葉はどういう意味の言葉かというと、それぞれの人が持つ考えを指す言葉です。
なので、意見というのはあくまで個人が特定の何かに対してどういう考えを持っているかという事を示すために使うものとなります。
「発言」とは?
発言という言葉はどういう意味の言葉かというとこれはその内容に関わらず、誰かが口に出して言う事を指す言葉になります。
なので、発言という言葉はどういう内容の事を言っても発言となります。
重要なのはその内容に関係なく当人が言ったかどうかです。
重要な内容を言ってもどうでもよい内容を言っても発言は発言となります。
「意見」と「発言」の違い
意見と発言という言葉の違いは意見はどういう考えを持っているかという事を示す言葉ですが、発言という言葉は特に考えとかはないです。
何かを言ったという事実を示すのが発言です。
それに対して意見という言葉は特定の何かに対してしっかりした考えを持っている状態を指す言葉ですが、発言とは違ってその考えを口に出す必要はないです。
あくまで特定の事柄に対して自分なりの考えを持っていることを示すもので実際にその考えを口に出すか出さないかは関係ないです。
もちろん、意見を持っていてそれを口に出す事もありますし口に出さない事もあります。
意見を口に出さないといけない場にいたら意見を誰かに言わないといけない事もあります。
ですが、意見という言葉は特定の事柄に対して自分の考えを持っている事を指す言葉なので、絶対に口に出す性質のものでもないです。
それに対して、発言の場合は思っているだけではだめです。
発言というのは何かを言って初めて発言をしたことになります。
何かを考えたり思ったことを口に出すという行為を指す言葉が発言です。
この点が意見と発言という言葉の決定的な違いになります。
意見は持つ事もできますし、言う事もできます。
それは自分でひっそりと違う意見を持てるということでもあります。
発言の場合はどういう考えを持っていてもそれを言わないと発言にならないです。
詰まり、実際に何かを言うか言わないかという点が意見と発言の違いになります。
まとめ
意見と発言というのは何かを言う事があると言う点では同じです。
ですが、意見の場合は何も言わないでも意見は持てます。
発言の場合は何も言わないという事はあり得ません。
そのような違いがあるので意見と発言では全く意味が異なります。
また意見の場合はある考えを持っている必要がありますが、発言は特に何か考えを持たないでも良いです。
何かを言う事が発言という言葉の意味でその内容はどのようなものでもよく、意見みたいに何かはっきりした考えを含んでいる必要はないのが発言という言葉になります。