この記事では、「大げさ」と「言い過ぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大げさ」とは?
「大げさ」は物事を誇張して言うことで本当かどうか怪しいさまをさします。
そのため、「大げさ」という物事は大半を嘘であると決めつけており、その理由は、どう考えても真実味がないお話ばかりをさすため、嘘っぽい話となるのです。
「大げさ」の使い方
「大げさ」という言葉の使い方は簡単で、嘘っぽい話に対して「大げさ」であるといえば成立します。
ただ、この言葉は第3者が話すことに対して使用するため、自分から「大げさな話」であると前置きをして話すことはありません。
嘘かどうかは第3者が判断しますので、自らうその話ですと誇張して話すのはお話がすでに破綻しているのです。
「言い過ぎ」とは?
「言い過ぎ」は、言葉をつけ足していくことで対象となる物事をだんだんと大きくしていくさまです。
例えば、悪口などがまさに「言い過ぎ」と言える行為になりやすく、些細なことをだんだんと積み重ねて他人を悪く言い続ければ「言い過ぎ」が成立します。
ただ、「言い過ぎ」は場合によりますが「言い過ぎ」たが故相手を傷つけることもあれば相手から称賛されることもあり、かなり複雑な言葉です。
「言い過ぎ」の使い方
「言い過ぎ」という言葉の使い方ですが、相手に対し、悪いところばかりを指摘するなど相手のあらを的確に指摘し続ければ「言い過ぎ」が成立します。
ただ、この言い過ぎは、相手にして気をしている側は「言い過ぎ」であることを自覚していても自ら申し出る必要はなく、周囲が「言い過ぎ」であると進言すれば「言い過ぎ」は成立します。
「大げさ」と「言い過ぎ」の違い
「大げさ」はあくまで誇張してお話を持っていくうそをついて話を大きくする行為で、「言い過ぎ」は真実のみを並べて相手を傷つけていく行為であるとした場合、違いは相手を傷つけるかどうかです。
「大げさ」の例文
・『なんか、大げさな話の割には真実味がある』
この例は、嘘のような話の割には真実味がある部分がある話だとした例です。
「大げさ」は真実かどうかわからない話を持っていく様子なのでこの例の場合、「大げさ」といった人物はお話が真実であるかどうかを図りかねています。
「言い過ぎ」の例文
・『いくらなんでもそれは言い過ぎでしょう』
この例は、「言い過ぎ」と言われている対象者に対して真実のある言葉で勝つ相手が嫌がる言葉を投げ続けたという例です。
言い過ぎは、真実を淡々と述べるため時として相手を傷つけることがありこの例の場合、相手を傷つけたとします。
まとめ
「大げさ」と「言い過ぎ」の違いですが相手を傷つける行為であるとした場合、「大げさ」はうそをつき話を大きくすることであるため、相手を傷つけることはありませんが、「言い過ぎ」は相手に対して真実を述べるため、相手を傷つけることができます。
そのため、違いは相手を傷つけるかそうではないかです。