「用心深い」とは意味や概要

「用心深い」とは新語・ネット用語

この記事では、「用心深い」を分かりやすく説明していきます。

「用心深い」の意味

「用心深い」とは、注意深い、十分に警戒している、極めて慎重であるといったこと


「用心深い」の解説

「用心深い」とは、注意深い、十分に警戒している、極めて慎重であるといった意味で使います。

仕事や物事において「用心深い」人はミスが少ない、注意力があるといい意味で解釈されることもありますが、思い切りが悪い、臆病、行動力がないといった悪い意味を遠回しに言う時に使うこともあります。

つまりいい意味にも悪い意味にも解釈できますので、前後にある言葉、その場の雰囲気などから、どういった意味合いで使われているのか判断する必要があります。


「用心深い」の使われ方

「用心深い」とは、注意深い、警戒心が強い、慎重といった意味で使います。

性格的なことで言えば、疑り深い、安易に人を信用しない、神経質といった意味合いまで含むことができます。

例えば「あの人、疑り深くて嫌になる」「あの人、神経質でいちいち細かい」などと、はっきり言えば悪口になりますので「あの人、用心深いところがある」と遠回しにぼかして言ったりします。

また「行動力がない」「決断力がない」など、マイナスな印象となりがちな性質を「用心深い」と言い換えてプラスの印象にすることもできます。

同じ「用心深い」という言葉であっても、内容によって褒め言葉、悪口、相手に対する皮肉や嫌味など、様々な意味合いになるわけです。

「用心深い」の例文1

「用心深い彼が、部外者に仕事の内容を話すわけがない」

「用心深い」人は、簡単に人や物事を信用しません。

聞かれたからと言って、仕事の内容など部外者に何でも話すような性格ではありません。

仕事面で「適当」「ラフ」は、いい加減な仕事ぶりと見なされます。

「用心深い」ことは、信頼される性格とも言えるでしょう。

「用心深い」の例文2

「彼は用心深い性格だから、すぐに決めることはないと思う」

物事を決めるにあたって、時間をかけたり、行動になかなか移さない人は「用心深い性格」ということになります。

あまりにも度合いが強くなりますと、決断力がない、行動力がないとなります。

「用心深い」の類語・言い換え表現

「用心深い」と似た意味を持つ言葉を紹介します。

「入念」

「入念」とは、細かいところにもよく注意をするという意味になります。

「出荷前に、スタッフが入念なチェックをしています」「この件については入念に調べる必要がある」などと、使います。

「綿密」

「綿密」とは、細かい点まで詳しいこと、細かく注意が行き届いていること、といった意味になります。

「綿密な計画だが、任せた相手が悪かった」「どこか、悪いところはないかと綿密に調べてくれたし、サービスのいい店だ」などと、使います。

「猜疑心が強い」

「猜疑心が強い」「猜疑心」とは、相手の言動など疑ったり、妬んだりする気持ちのことです。

「猜疑心が強い」とは相手を信用しない、悪く思うといった度合いが強いという意味になります。

人に騙されることは少なくなりますが、嫌われやすい性質と言えます。

「彼は猜疑心が強いから、相手に騙される心配はないだろう」「猜疑心の強い先輩がずっと見張っていて、仕事がやりにくい」などと、使います。

「疑い深い」

「疑い深い」とは、物事、相手を信用せず疑う気持ちが強いことを言います。

仕事においては「疑い深い」方がミスが少なくなる場合もありますので、一概に悪いとは言えません。

ですが対人関係において「疑い深い」ことは、相手からすればいい気持ちがしませんので悪い性格と解釈されることが多いでしょう。

「僕は疑い深いタイプだから、2回チェックを入れている」「彼女は疑い深いから、僕が浮気をしているのではないかと思っているだろう」などと、使います。