この記事では、「着実」と「地道」の違いを分かりやすく説明していきます。
「着実」とは?
「着実」とは、一歩一歩、間違いがなく、危ないところもなく、物事を進めていくことです。
目立つところはないけれど、一歩一歩が確かなことを意味しています。
危険なルートを走ることで考えてみます。
このルートには、崖、藪、池などがあります。
こういった障害を乗り越えていけば速くゴールに着くことができます。
しかし、危険が伴います。
これとは別に進める道があります。
その道は崖や藪などがある道を進むよりも、ゴールに到達するまでに時間がかかってしまいますが、危ないところはありません。
「着実」なのは、後者のルートを進むことです。
危険なものがなく、このルートを進めば間違いなくゴールに着くことができます。
一方、崖などがあるルートを進めば危険で、ゴールにたどり着くか確かなものではありません。
危ないところがない、確実であるという意味を持つ言葉です。
「着実」の使い方
物事の進め方に危ない様子がないことについて使用をします。
派手なところはなく、一歩一歩が確かなことをいいます。
フォロワーを獲得することでいうと、一気に1000人、2000人を獲得できたけれど、その後にフォロワー数が伸びなくなってしまうようなことではありません。
5人、10人と獲得数は少ないけれど、少しずつでもフォロワーが増えていて、その後急に減ったりしないことを指して、この言葉を使用します。
「地道」とは?
「地道」とは、危ないところがなく確かなさまです。
また、派手なところやいい加減なところがないさまです。
プロ野球選手は、いきなりホームランを打てるようになったのではありません。
こうなるまでには、毎日バッティングの練習をするとか、筋トレをするとか、努力をしています。
こういった努力に派手なところはありませんが、ドーピングのような危険性はありません。
危ないところがなく確かな方法です。
また、プロ野球選手はいい加減に練習をしたりはしません。
このようなさまを意味する言葉です。
「地道」の使い方
危ないところがなく確かなさまを指して使用します。
努力、研究、作業など、さまざまなことに使用できます。
「着実」と「地道」の違い
どちらの言葉もほぼ同じ意味です。
危ないところがなく、確かなさまを意味しています。
しかし、やや意味合いが異なり、「着実」は一歩一歩が確かななこと、「地道」はやり方に危ないところがないことを指しています。
「着実」の例文
・『実力は着実に上がってきている』
・『着実に成長している』
・『着実に点数をとる』
・『着実に売り上げが伸びている』
「地道」の例文
・『地道な作業を続ける』
・『地道に練習を頑張る』
・『地道に続けている』
・『地道に研究を続けた甲斐があった』
まとめ
2つの言葉が持つ意味はほぼ同じです。
同じような事柄に使用されています。