この記事では、「所在地」と「住所」の違いを分かりやすく説明していきます。
「所在地」とは?
「所在地」の意味は以下の通りです。
1つ目は「人や建物、物がある場所」という意味で、人や建物、目的とするものが現在ある地点のことを言います。
2つ目は「不動産や事業所などが存在する場所」という意味で、法人の事務所が実際にある地点のことを言います。
上記に共通するのは「人や物が現在ある場所」という意味です。
「所在地」の使い方
「所在地」は「人や建物、物がある場所」「不動産や事業所などが存在する場所」という意味で使われます。
名詞として使われ、「所在地は~だ・である」と具体的な番地を続けて使ったりします。
また、「県庁所在地」「本社所在地」など、目的とする建物と組み合わせて使われることもあります。
基本的に、人や建物、物などが現在ある場所に対して使われる言葉です。
「住所」とは?
「住所」の意味は以下の通りです。
1つ目は「人が住んでいる場所」という意味で、人の家があったり、その人が住んでいる場所のことを言います。
2つ目は「法律で生活の拠点となる場所」という意味で、人が主に生活している場所のことを言います。
3つ目は「法律で事務所のある場所」という意味で、こちらは「所在地」と同じ意味になります。
上記に共通するのは「人が主に生活している場所」という意味です。
「住所」の使い方
「住所」は「人が住んでいる場所」「法律で生活の拠点となる場所」「法律で事務所のある場所」という意味で使われます。
名詞として使われ、「住所は~だ・である」と、具体的な番地を続けて使ったりします。
基本的に、人が主に生活の拠点にしている場所に対して使われる言葉であり、役所や公共施設などは「住所」ではなく「所在地」を使うのが正しいのですが、実際には混同されています。
「所在地」と「住所」の違い
「所在地」は「人や建物、物などが現在ある場所」という意味です。
「住所」は「人が生活の拠点にしている場所」という意味です。
「所在地」の例文
・『Googleマップでお店の所在地を確認してから出かけよう』
・『取引先の事務所が移転して所在地が変わったことを知らなかった』
・『ローンを申し込む時には勤務先の所在地を間違えない様に記載しなければならない』
・『埼玉の県庁所在地は大宮ではなく浦和です』
「住所」の例文
・『上司に送った年賀状が住所不明で戻って来てしまった』
・『誰か彼女の新しい住所を知っている人はいませんか』
・『住所が変わったら役所だけではなく、免許証も早めに変更しておいた方がい』
・『提出書類にうっかり間違えて前の住所を記載してしまったかも知れない』
まとめ
今回は「所在地」と「住所」について紹介しました。
「所在地」は「人や建物、物などが現在ある場所」、「住所」は「人が生活の拠点にしている場所」と覚えておきましょう。