この記事では、「見込み」と「目処」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
もちろん聞いたことのある言葉かと思いますが、明確な違いなどを説明するとなると、中々戸惑ってしまうはずです。
今日は例文なども用いて、解説していきます。
「見込み」とは?
最初は「見込み」の意味をご説明致します。
「見込み」とは、見たときに感じ取れるさまや、先行きの期待や可能性などを、ひっくるめてこの言葉が使われます。
「目処」とは?
次は「目処」(めど)の意味を解説していきます。
「目処」の場合は、目指すべき着地点を表しております。
また、対象となる事柄の、今後の見通しを指しているのです。
「見込み」と「目処」の違いとは?
ここでは「見込み」と「目処」の違いを取り上げていきましょう。
「見込み」は、自分が相手や対象になることなどを目視で確認したときに、今後の可能性などを指していることです。
そして、「目処」の場合は、目指すべきところや、対象となることの将来の見通しを表現するときに、使われる言葉となります。
「見込み」と「目処」の使い方の違い
この項目において、「見込み」と「目処」の使い方の違いを説明します。
「見込み」を使う場合は、自分が実際に確認した際に、今後の展開などを表現するときに使います。
「目処」を使うときは、今後、向かうところや、目標を指しております。
また、対象になるものなどが、実用化などが決まった場合などにも使えます。
それぞれの使い方を書いていきます。
前者の使い方
「このビジネスにおいて、利益の見込みは殆んどないと思います」
後者の使い方
「攻撃に関して、目処が立った」
「見込み」を使った例文
ここでは「見込み」を使った例文を書いていきます。
・『来春には新しいCDがリリースされる見込みだ』
・『新型の戦闘機が完成する見込みはない』
・『見込みのある男は、女性からもモテる』
・『引きこもりの義弟に会ってきたが、あれでは社会に復帰できる見込みはないと感じた』
・『入荷の見込みが地震によって断たれてしまったので、謝罪のメールを送信している最中です』
「目処」を使った例文
最後の項目においては、「目処」を使った例文を書きます。
・『秋を目処に、ビジネスモデルを完成させていこう』
・『金策の目処がたったら、連絡をしてくださいと伝えておきました』
・『真珠湾攻撃は雷撃に関して、目処がたったので、実施された作戦である』
・『建物の修理の目処が一向にたっていない』
・『陣地構築の目処を1カ月後とされているので、総員で力を合わせて、陣地構築している』
まとめ
まとめとして、「見込み」とは、自分で確認したときに感じ取れる様子などを指します。
また、今後の可能性や、予想されることなどです。
「目処」の場合は、今後、目指すべき場所や目標になります。
そして、対象になることの、見通しです。
この2つの言葉は、良い方、悪い方の両方に使えます。