この記事では、「材料」と「道具」の違いを分かりやすく説明していきます。
「材料」とは?
「材料」とは、ものを作るときのもととなるものです。
また、研究・調査・判断などの証明となるものの意味もあります。
ものを作るときのもととなるものの意味では、簡単な作業によって作れるものに用いるものをいいます。
ホットケーキを作るときのことで考えてみます。
ホットケーキを作るには、そのもととなる小麦、牛乳、卵、砂糖、ベーキングパウダーなどが必要です。
これらを「材料」といいます。
ホットケーキは複雑な作業を必要とせず、あまり加工をせずに作ることができます。
このような加工をあまりせずに簡単に作れるものの、もととなる物を「材料」といいます。
「材料」の使い方
何かを作るときのもととなるものを指して使用する言葉です。
加工をあまりせず、簡単な作業で作れるものの場合にいいます。
料理のレシピや手芸の作り方などで、よく出てきます。
たとえば、料理の場合だと塩、小麦、砂糖などがこれにあたります。
合成樹脂のような加工度が高く、簡単な作業では作れないものには用いません。
「道具」とは?
ものを作ったり、何かの作業をするために用いる物です。
また、他の目的のために利用されるものという意味もあります。
掃除をするときには、ホウキやチリトリを使用します。
これらは掃除をするための「道具」です。
野球をするときには、バット、グローブ、ヘルメットなどを使います。
これらは野球をするための「道具」です。
簡単なつくりで、手で持って使えるものを指しています。
他の目的のために利用されるものとは、「取引の道具」などのことです。
この場合、物品のことだけを指しているのではなく、人も含みます。
「道具」の使い方
ものを作ったり、何かをしたりするための物という意味や、ある目的のために利用されるものという意味で使用をします。
ものを作ったりするための「道具」の意味では、手で持って使える簡単なつくりのものを指しています。
ある目的のために利用されるものは、物品についても、人についても用いることができます。
「材料」と「道具」の違い
「材料」とは、何かをつくるときのもとになるものです。
器具のことではありません。
「道具」とは、何かを作るときに使う器具のことです。
ホットケーキを作るときのことでいうと、小麦、砂糖、卵などは「材料」で、フライパン、泡立て器などが「道具」です。
「材料」の例文
・『必要な材料をそろえる』
・『材料の分量をはかる』
・『材料を購入する』
・『材料があまってしまった』
「道具」の例文
・『道具の手入れをする』
・『野球に必要な道具』
・『道具を大切に扱ってください』
・『高価な道具を購入する』
まとめ
どちらの言葉も何かを作るときに必要なものを指していますが、同じものではありません。
一方は作るもととなるもの、もう一方は作るために使う器具を意味しています。