この記事では、「mcバトル」と「フリースタイル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「mcバトル」とは?
MC同士で行われるラップバトルのことです。
ラップとは、ビートに合わせた歌詞に、社会的な主張を盛り込んだもののことです。
ラップをする人のことをMCといいます。
日本の「mcバトル」では、DJが流すビートに合わせて、MCが小節ごとに形にとらわれず歌詞をつけてラップをしあいます。
8小節を2~3ターンずつ行うことが一般的ですが、16小節で行われる場合もあります。
判定は観客または審査員が行います。
観客が審査を行う場合には、歓声の大きさで判断されます。
判定基準は、内容・ディス・韻・フロウなどです。
日本では、クラブイベントの一つとして行われたり、「mcバトル」をメインとしたイベントが行われたりしています。
イベントで行われるときには、音楽を流すDJと、そのビートに合わせて歌詞をつけるMCの他に、イベントを進行させる者も存在します。
また、高校生同士やお笑い芸人同士などで競い合う「mcバトル」がテレビ番組で放送されることもあります。
「mcバトル」の使い方
ラップをする人同士のラップを用いた勝負を指して使用する言葉です。
クラブのイベントで行われるものも、テレビ番組の一つとして行われるものも、どちらを指しても使用できます。
「フリースタイル」とは?
その場で即座に歌詞をつけてラップを行うスタイルのことです。
歌詞のある音楽には、よく考えて紙などに書いて、さらに考えて、それから発表されるものと、その場ですぐに作ってしまうものとがあります。
CDとして販売されているものの多くは、歌詞などをよく考えて作られています。
「フリースタイル」はその場で作ってしまうものです。
歌詞をよく考えて、紙などに書いて、そして発表するものではありません。
「フリースタイル」は「mcバトル」で行われています。
即興で歌詞をつけて、2人が競い合います。
また、ライブでおまけとして行われることもあります。
「フリースタイル」の使い方
その場で歌詞をつけてしまうラップのことを指して使用します。
よく考えてから発表されたものではなく、その場ですぐに作ってしまうものです。
「mcバトル」と「フリースタイル」の違い
どちらもラップに関係する言葉です。
前者は2人がラップで競い合うことを意味しています。
後者はラップのスタイルのことです。
「mcバトル」の例文
・『mcバトルに参加する』
・『mcバトルを観戦する』
・『mcバトルのイベントに出かけてみた』
・『mcバトルで勝った』
「フリースタイル」の例文
・『フリースタイルを楽しむ』
・『フリースタイルの練習をする』
・『フリースタイルが楽しい』
・『フリースタイルでラップを披露する』
まとめ
どちらもラップに関係する言葉です。
一方はMC同士で競い合うことを意味しており、もう一方はラップのスタイルを意味しています。