この記事では、「デビットノート」と「クレジットノート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「デビットノート」とは?
「デビットノート」は、「貿易用語で輸入者が、輸出者に対して債権を請求する時に発行する書類のこと」という意味です。
英語で“Debit note”と書き、ビジネスで輸入した側が、輸出した側に対して返金を請求する為の書類です。
例えば、A社がB社に100万円で商品を売る契約で輸出したのですが、そのうち5万円分不良品や発注ミスがあった場合、B社がA社に対して「5万円分返して下さい」として発行する書類が「デビットノート」です。
発行するのはB社、つまり顧客側ですので、商品を返品した場合、会計処理として「買掛金」が借方(Debit) 計上になるというのが理由です。
「クレジットノート」とは?
「クレジットノート」は、「貿易用語で輸出者が、輸入者に対して債務の発生を認める時に発行する書類のこと」という意味です。
英語で“Credit note”と書き、ビジネスで輸出した側が、輸入した側に対して返金を約束する為の書類です。
上記の例の場合、A社がB社に対して「5万円返金します」として発行する書類が「クレジットノート」です。
発行するのはA社、つまり販売側ですので、商品が返品された場合、会計処理として「売掛金」が貸方(Credit)計上になるというのが理由です。
「デビットノート」と「クレジットノート」の違い!
「デビットノート」は「貿易用語で輸入者が、輸出者に対して債権を請求する時に発行する書類のこと」です。
「クレジットノート」は「貿易用語で輸出者が、輸入者に対して債務の発生を認める時に発行する書類のこと」です。
まとめ
今回は「デビットノート」と「クレジットノート」の違いをお伝えしました。
「デビットノート」は「返金を請求する」、「クレジットノート」は「返金を約束する」と覚えておきましょう。