この記事では、「青天井」と「頭打ち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「青天井」とは?
「青天井」とは、雲一つない快晴の青空が抜けるように感じる様子を、天井がなく果てしなく続く際限のない状態にあることを表します。
数値や価格などが天井知らずに上がり続ける状態のことを指し、主にビジネス用語では株取引などに使われます。
具体的にどの程度まで上昇することを「青天井」と言うべきかは明確には決まっていません。
数日から数週間上がり続ける状態の事を指す場合もありますし、数時間の急騰の場合でも使用されますので、その時々、個々によってまちまちとなることがあります。
「青天井」の使い方
ビジネスで使用される「青天井」は、主に株式取引や証券業界で使われます。
相場の上限がなかったり、取引価格が上限なく上がり続ける状態に使用されます。
「頭打ち」とは?
「頭打ち」とは、物事が一定の水準に到達しそれ以上伸びない状態のことを指します。
相場が伸び悩んでいたり、上昇率の低下で相場が上がり切ってしまった場合や、なんらかの事情により、相場の上昇自体が止まってしまった場合などにも使われます。
「頭打ち」の使い方
こちらもビジネスで使用される場合、金融業界や経済界などで使用される場合が多く、相場が停滞しているさまなどに使用されます。
それ以外にはバイク用語としても使用され、エンジンの回転数の上限で、スピードが上がり切っている状態を指す場合もあります。
また、音楽のドラムリズムの様子を表す言葉としても「頭打ち」が使用される事があります。
「青天井」と「頭打ち」の違い
「青天井」とは、上限が無く値が上がり続けるさまを表し、「頭打ち」は値が一定水準まで上昇し、それ以上伸びない様子を指すため、上昇の上限がそれぞれ違います。
まとめ
「青天井」「頭打ち」両方、ビジネス上で使用される事が多いですが、前者は天井無く上昇し続け、後者はある一定の値で数値が伸び悩むことという違いがあります。