この記事では、「赤点」と「欠点科目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赤点」とは?
「赤点」とは、「落第点」のことで、定期考査の点数が一定以下の場合になります。
中学校は義務教育なので「赤点」はありませんが、高等学校では、定期考査の点数が学校で設定された点数以下の場合に「赤点」となり、大学では、定期考査やレポートの点数が一定以下の場合に「赤点」となります。
高校での赤点の設定基準は、30~50点以下やテストの平均点の半分以下のように設定されています。
大学の「赤点」は、60点未満となります。
多くの高校では、「赤点」の救済措置として追試験や補習授業がありますが、大学では各教授の裁量による所が大きく、特段の事情が無いと不可になります。
不可となった場合には、一年後に再度同じ科目を受講し、可以上の評価を受けられれば、単位を取得できます。
「欠点科目」とは?
「欠点科目」とは、単位を落とした科目で、教科ごとに中間考査や期末考査などの各定期考査の平均点数を算出した点数が「赤点」以下のときになります。
「欠点科目」は、授業を受けていなかった場合と同等の扱いとなり、単位が得られません。
学年生高等学校の場合には、多数の教科が「欠点科目」になると、進級に必要な単位が得られないため原級留置(留年)となります。
単位制高等学校の場合には、進級と言う概念がなく、「欠点科目」はありません。
3年または3年以上在籍して卒業要件単位をみたすと卒業できます。
大学の場合には、科目ごとに単位が設定されているので、「赤点」になると単位を落とすことになりますが、必修科目の単位を取得できれば進級できます。
また、卒業要件単位数は、高校で74単位以上、大学で124単位以上と法令で定められています。
「赤点」と「欠点科目」の違い
「赤点」と「欠点科目」の違いを、わかりやすく解説します。
「赤点」は、「テストの点数が、定められた点数以下であること」で、「欠点科目」は、「各定期考査の平均点数が、赤点以下であること」です。
科目ごとのテストの平均点が「赤点」以下の場合に「欠点科目」となります。
まとめ
今回は「赤点」と「欠点科目」の違いをお伝えしました。
「赤点」は、落第点、「欠点科目」は単位を落とした科目です。