この記事では、「デモ」と「暴動」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
「デモ」とは?
最初に「デモ」の意味をご説明致します。
「デモ」とは、基本的に国民が政府に対して、要求や批判などを訴えることです。
集団となって、行進をしたり、主張することを指しております。
また、宣伝のために実際に演じてみせることです。
さらに、競技の分野において、実際に行われる競技以外に、大衆に公開される競技のことになります。
「暴動」とは?
次に「暴動」の意味を解説していきます。
「暴動」の場合は、国や政治に不満などが募ったときに、一部の国民が集まり、騒ぎや事件を起こすことです。
この騒ぎや事件などによって、社会の秩序が乱れてしまいます。
「デモ」と「暴動」の違いとは?
ここでは「デモ」と「暴動」の違いを取り上げてみましょう。
「デモ」の場合は、国民が集まり国に対して、要望や批難する際に行われることです。
そして、宣伝行為や、実際に行われる競技以外に、公開する競技のことを指しています。
「暴動」の場合は、一部の者が集まり、騒ぎや事件を起こして、安全を乱すことになります。
政策に対する、不満などが背景にあります。
「デモ」と「暴動」の使い方の違い
この項目においては、「デモ」と「暴動」の使い方の違いを説明します。
「デモ」を使うときは、一般的に国民が集まって、国に対して主張するときや、行進などが行われるときに、使われるのが多いでしょう。
「暴動」を使う際は、一部の人間が束となって、国に対する不満をぶつける際に起こす騒動などを、表すときに使います。
それぞれの使い方を見てみましょう。
前者の使い方
「定額給付金に対する、デモがネットでも行われている」
「デモをしても、聞き入れてもらえないことが多い」
後者の使い方
「メキシコは暴動が多い国として、有名だ」
「日本で唯一、暴動が起きた地域は、大阪の西成地区だ」
「デモ」を使った例文
ここでは「デモ」を使った例文を書いていきます。
・『デモは、デモンストレーションの略である』
・『彼はデモテープを、レコード会社に持ち込んだらしいが、相手にしてもらえなかったようだ』
・『渋谷でデモが行われており、政治家たちも、かなり焦っているようです』
・『デモをすることは、世論を知ってもらう、いいチャンスであると思います』
・『審査員の前で、デモ演奏をしたら、拍手してもらい、レコーディングにこぎ着けました』
「暴動」を使った例文
最後の項目においては、「暴動」を使った例文を書きます。
・『暴動が起きた場合は、すぐに警察が出動する手筈になっている』
・『去年に起きた暴動では、死人まで、出てしまったようです』
・『暴動を辞めさせるには、機動隊の出動も、検討される』
・『アメリカでは、黒人による暴動が、後を絶たない地域も実際にあるらしい』
・『暴動が起きる国は、危険と認識した方がいいだろう』
まとめ
まとめとして、「デモ」は、世論を政府に主張する際に、行われる行進や集会を指しております。
また、宣伝活動や競技の分野でも使われる言葉です。
「暴動」の場合は、一部の人間が集まって徒党を組んで、起こす騒ぎや事件です。
背景には、国や政治に対する不満があるとされています。