この記事では、「退屈」と「つまらない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「退屈」とは?
「退屈」は「たいくつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「することがなくて時間を持て余す様子」という意味で、やりたいことがない、あっても出来ない状態を言います。
2つ目は「飽きてたくさんだと思うこと」という意味で、何度も同じことの繰り返しで嫌気がさす状態を言います。
3つ目は「疲れて嫌になること」という意味で、疲れがたまり動きたくなくなる様子を言います。
4つ目は「仏教用語で修行が辛くて嫌になること」という意味です。
上記に共通するのは「嫌でも現状を受け入れるしかない状態」という意味です。
「退屈」の使い方
「退屈」は「することがなくて時間を持て余す様子」「飽きてたくさんだと思うこと」「疲れて嫌になること」「仏教用語で修行が辛くて嫌になること」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「退屈だ・である」と使われたり、形容詞として「退屈な」と使われたり、副詞として「退屈で」と使われたりします。
基本的に、自分のやりたいことができずに嫌だと思いながらも、現状を受け入れるしかない様子に使われる言葉です。
「つまらない」とは?
「つまらない」の意味は以下の通りです。
1つ目は「面白くない」という意味で、興味を引かない様子を言います。
2つ目は「大したものではない」という意味で、取り立てて言う価値もない様子を言います。
3つ目は「ばかばかしい」という意味で、意味がなく時間の無駄となる様子を言います。
4つ目は「全てが無駄になる」という意味で、今までの努力の甲斐がなくなってしまう様子を言います。
上記に共通するのは「価値がない」という意味です。
「つまらない」の使い方
「つまらない」は「面白くない」「大したものではない」「ばかばかしい」「全てが無駄になる」という意味で使われます。
形容詞として使われ、過去形は「つまらなかった」になり、副詞として「つなまらなくて」と使われます。
基本的に、自分にとって興味や価値がないものに対して使われる言葉です。
「退屈」と「つまらない」の違い
「退屈」は「自分のやりたいことができずに嫌だと思いながらも、現状を受け入れるしかない様子」という意味です。
「つまらない」は「自分にとって興味や価値がない様子」という意味です。
「退屈」の例文
・『スマホが使えなくて退屈で仕方がない』
・『今の仕事は暇が多くて退屈だ』
・『祖母の家に行くと退屈な昔話ばかり聞かされる』
・『お見合いしたらあまりにも退屈な相手だった』
「つまらない」の例文
・『「全米が泣いた」と言われていたが、つまらない映画だった』
・『つまらないものですが、どうぞお収め下さい』
・『つまらないうわさ話をしていないで仕事に戻りなさい』
・『ここで諦めるなんてつまらない』
まとめ
今回は「退屈」と「つまらない」について紹介しました。
「退屈」は「今できることがない」、「つまらない」は「面白くない」と覚えておきましょう。