この記事では、「アリゲーター」と「クロコダイル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アリゲーター」とは?
ワニ目アリゲーター科のはちゅう類の総称です。
この仲間はさらに、アリゲーター亜科、カイマン亜科にわけることができます。
これらの仲間に分類される種には、アメリカアリゲーター、ヨウスコウアリゲーター、メガネカイマンなどがあります。
口の形は長いです。
イルカのように先端に向かった形をしていて、先端は丸みを帯びています。
口を閉じたときには、第4歯が見えません。
しかし、例外もあり、歯が見える種もいます。
腹面には鱗板があります。
鱗板とは、その漢字が示す通り鱗のことで、板のようになっています。
「アリゲーター」の腹面にある鱗板には、感覚器官がありません。
アリゲーター科のはちゅう類は、愛玩動物としての飼育が禁止されています。
「アリゲーター」の使い方
ワニ目アリゲーター科のはちゅう類を指して使用する言葉です。
ワニ目にはいくつかの科がありますが、アリゲーター科のものだけを指しています。
アリゲーターガーという生物がいますが、これはガー科の魚類でまったく別のものです。
「クロコダイル」とは?
ワニ目クロコダイル科のはちゅう類の総称です。
クロコダイル科はさらに、クロコダイル属、コビトワニ属、マレーガビアル属などにわけることができます。
これらの仲間には、アメリカワニ、オリノコワニ、イリエワニなどがあります。
口は長い形をしており、口を閉じたときには第4歯が外から見えます。
しかし、例外もあります。
腹面にある鱗板には感覚器官があります。
熱帯の河川や湖沼などに住む種が多く、水辺に近づいてきた動物を襲います。
クロコダイル科のはちゅう類は、愛玩動物としての飼育が禁止されています。
「クロコダイル」の使い方
ワニ目クロコダイル科のはちゅう類を指して使用する言葉です。
ワニ目にはいくつかの科がありますが、クロコダイル科のものだけを指して使用する言葉です。
この名前の事務所が存在しており、その事務所を指して使用されることもあります。
「アリゲーター」と「クロコダイル」の違い
どちらもワニ目に分類されていますが、アリゲーター科とクロコダイル科という違いがあります。
口を閉じたときに第4歯が見える、見えないという違いがありますが、例外もあり、見た目だけでは判断できません。
「アリゲーター」の例文
・『アリゲーターが好き』
・『アリゲーターの研究をしている』
・『アリゲーターに触ってみたい』
「クロコダイル」の例文
・『クロコダイルが怖い』
・『クロコダイルを観察する』
・『クロコダイルの生態を調べる』
まとめ
どちらもはちゅう類を指しています。
違いは何科に分類されるのかということです。
生物は界・門・綱・目・科・属・種と分類されています。
2つの言葉が指すものは、ワニ目という点は同じですが、科に違いがあります。