「愛護」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「愛護」

愛護は、動物に対して使われている言葉として聞いたことがあるでしょう。

人間に対して使えないこともありませんが、その場合には幼い子供が主な対象となります。

それは、この言葉に「護」という文字が入っていることからも分かるように、「護る」とう意味があるからです。

つまり、自分が護れる対象にのみ使える言葉だと考えていいでしょう。

「愛護」の意味

愛護とは、「可愛がり、護ること」を表す言葉です。

その為、先にも書きましたが、動物に使うことが多い言葉となっています。

特に犬や猫といったペットとして飼われることが多い動物に対象になることが多く、小鳥やハムスターなどの小動物にも同様によく使われます。

ペットとしてそれらを飼っているということは、この「愛護」していると表現していいでしょう。

ですが、普通に飼っている状態で使うことより、捨てられていた動物や、誰かから貰った動物を育てているという時によく使われます。

そのような場合、「猫を拾って愛護している」という表現になります。

「愛護」の言葉の使い方

愛護は、動物のそれを専門とした施設が存在するほど、その動物に対して使うことが多い言葉です。

先の施設は「動物愛護センター」と呼ばれ、飼い主が事情によって育てられなくなってしまった犬や猫などを引き取って、文字通り愛護し、大事に育てています。

かと言って、育てられなくなったらそのような所に連れていけばいいという訳ではありません。

犬や猫と言っても立派な一つの命です。

途中で飼育を放棄するくらいなら、最初から飼うべきではありません。

例えば、仕事の都合で引越しを余儀なくされ、その先ではペットが飼えないというくらいの事情がある場合でないと、動物愛護センターの利用は思い留まるべきです。

「愛護」を使った例文・短文(解釈)

愛護を使った例文や短文です。

動物だけでなく、幼い子供に対して使っている例も挙げていきます。

「愛護」の例文1

「3年前に拾った捨て猫を、それからずっと愛護している」

飼っていた動物を無闇に捨てるような行為は、決して褒められたものではありませんが、”捨てる神あれば、拾う神あり”という言葉の通り、次の飼い主が見付かって何よりです。

元々ペットとして育てられていた猫や犬は、野生で生きていく手段を知らないので、捨てられると生きていくのは難しいと言えるでしょう。

誰かに拾われるか、先の動物愛護センターのような施設に保護でもされないと、悲しい運命が待っていることも少なくないのです。

「愛護」の例文2

「児童の愛護は、今の社会ではとても大切なことだと言えるだろう」

自分の子供を虐待した親が捕まったと度々ニュースになる世の中ということもあり、児童の愛護が専門の施設も多く存在しています。

そういった施設は、場合によっては強制的に親から引き離して保護できるほどの力を持っており、そのような事情で困っている時には自ら駆け込んでも構いません。

しかし、逆に考えると、このような施設が多く存在するということは、それだけ困った世の中になっているということでもあるので、存在自体は頼もしい限りですが、あまり必要にはならないに越したことはないと言えるでしょう。

「愛護」の例文3

「捨て猫を見掛ける度に愛護していたら、いつの間にか10匹にもなってしまった」

このような例は実際にあり、捨てられた猫をかわいそうだと思って片っ端から拾って育てているという人が居るようです。

それ自体はとても感心なことだと言えますが、あまり多く飼ってしまうと、それによって周りの家に迷惑を掛けてしまうこともあるので、限度は決めて行うべきでしょう。

いくら猫などの動物を愛護しているからだと言っても、人様に迷惑が掛かってはいけません。

「愛護」の例文4

「彼は小動物を飼って愛護するのが趣味だと言っていた」

ハムスターなどの小動物を飼うのが趣味だという人も多いでしょうが、そのような動物は総じて(種族的に)長くは生きないものです。

そのハムスターを例に挙げると、長く生きても3年程度となっています。

その為、どうしても別れを繰り返すことになるので、その覚悟がないと行えるものではありません。

生きている間は精いっぱい可愛がってあげて欲しいものです。

意味と使い方
意味解説辞典