この記事では、「投げる」と「捨てる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「投げる」とは?
「投げる」は「なげる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「手に取って空中に向かい遠くへ飛ばすこと」という意味で、手に持っているものを遠くへ放ることを言います。
2つ目は「掴んだり抱えたりして地に転ばす」という意味で、しっかりと押さえて地面に転ばせることを言います。
3つ目は「倒れ込む様に身体ごと飛び込む」という意味で、全身である場所に飛び込むことを言います。
4つ目は「途中であきらめる」という意味で、もう駄目だと思い、途中でやめてしまうことを言います。
5つ目は「態度をある方面に向ける」という意味で、人に対してある態度を向けることを言います。
上記に共通するのは「遠くへ飛ばす」という意味です。
「投げる」の使い方
「投げる」は「手に取って空中に向かい遠くへ飛ばすこと」「掴んだり抱えたりし」て地に転ばす「倒れ込む様に身体ごと飛び込む」「途中であきらめる」「態度をある方面に向ける」という意味で使われます。
動詞として「投げる・投げた」と使われたり、副詞として「投げて」と使われたりします。
基本的に、自分の身体や手にしている物を、遠くに放りやることに使われる言葉です。
「捨てる」とは?
「捨てる」は「すてる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「不用のものとして手放す」という意味で、自分の所有物を処分する為に手放すことを言います。
2つ目は「今までの関係を断って放置すること」という意味で、人を見放すことを言います。
3つ目は「関わらない様にする」という意味で、選択肢にあったものを排除することを言います。
4つ目は「興味や熱意などが冷めてしまいあきらめてしまう」という意味で、それまで持ち続けていた希望や情熱を失い、やる気がなくなることを言います。
5つ目は「大切なものを犠牲にしてまであることをやり遂げようとする」という意味で、かけがえのないものを失っても構わないと思うことを言います。
上記に共通するのは「不用として手放す」という意味です。
「捨てる」の使い方
「捨てる」は「不用のものとして手放す」「今までの関係を断って放置すること」「関わらない様にする」「興味や熱意などが冷めてしまいあきらめてしまう」「大切なものを犠牲にしてまであることをやり遂げようとする」という意味で使われます。
動詞として「捨てる・捨てた」と使われたり、副詞として「捨てて」と使われたりします。
基本的に、自分のものをいらないと判断して手放すことに使われる言葉です。
「投げる」と「捨てる」の違い
「投げる」は「自分の身体や手にしている物を、遠くに放りやること」という意味です。
「捨てる」は「自分のものをいらないと判断して手放すこと」という意味です。
「投げる」の例文
・『彼は川に小石を投げた』
・『彼はねずみ花火に火をつけて地面に投げた』
・『あまりに疲れたので帰宅してすぐベッドに身を投げた』
・『彼は途中でさじを投げた』
「捨てる」の例文
・『毎朝ゴミを捨てるのは夫の役割だ』
・『彼は妻子を見捨てて夜逃げした』
・『最後まで希望を捨てずに頑張ろう』
・『彼はこの試合に勝てば命を捨ててもいいと思っている』
まとめ
今回は「投げる」と「捨てる」について紹介しました。
「投げる」は「放り出す」、「捨てる」は「不用として手放す」と覚えておきましょう。