この記事では、バイナラの意味を分かりやすく説明していきます。
バイナラとは?意味
バイナラとは、相手にさようならと別れの言葉を投げかける意味で使われる言葉です。
子供の間で使われる「バイバイ」と丁寧語の「さようなら」を掛け合わせて作られているバイナラは挨拶するときに使います。
バイナラの概要
バイナラは、1970年代以降にテレビ朝日で放送された「欽ちゃんのどこまでやるの」でファミリーの一員である斉藤清六が使っていたギャグになります。
この斉藤が演じていた役柄がたよりないアナウンサーで、気の抜けた言葉を連発。
そして、斉藤がニュースを読んでお茶の間を楽しませるコーナーが終わるとき、「バイナラ、ラナイバ」と別れの挨拶をしたことがきっかけでバイナラが世の中に広まったのです。
元々ファミリー向けのテレビ番組であったことから家族の間で流行し、そこから近所、学校、会社でも使われる挨拶用語として発展。
親しい間柄の人に対して、帰り際に「バイナラ」と言っては楽しい余韻を残しながら別れるときによく使われるようになりました。
バイナラの言葉の使い方や使われ方
バイナラという言葉は人と別れるときに使います。
しかし、普通にさようならというと寂しいな、名残惜しいと感じてしまいますが、あえて砕けたようにバイナラということで寂しい気持ちにならないようにできる言葉です。
バイナラの使われ方としては、「では、バイナラ」「またこんど会いましょう。
バイナラ」「今日はこの辺で、バイナラ」です。
バイナラの前に簡単な言葉を付け足して、帰り際のタイミングを見計らってバイナラと使うことで、相手に今帰りたいという気持ちを伝えられます。
さらにおどけて見せるときに使うポーズとして、広げた手の親指を鼻の先端に付けたまま指先を外向きに動かして「バイナラ」と言います。
あまり好きではない相手に向かってすぐに帰りたい気持ちを伝えられる表現です。
バイナラを使った例文(使用例)
バイナラを使った使用例をご紹介します。
・もう帰りたいわ、ほな、バイナラ。
だいぶお酒を飲んで疲れたとき、そろそろ帰りたいと思った人がもうこの辺でお開きにして、家に帰りましょうという気持ちを伝えるときに使います。
愛嬌を込めて「ほな」と足して使えば相手も悪い気分にはならず、後腐れなく別れられる表現ができます。
・今日は楽しかった、ありがとね。では、バイナラ。
今日は一緒に遊んで楽しかったという感謝の気持ちを伝えて、その後陽気にバイナラを使えば寂しい気持ちにならずに別れられる例文です。
友達や会社の同僚、後輩などに使える別れの言葉になります。
・また明日会いましょう。○○さん、バイナラ。
先にまた明日会うことを約束しておいて、相手の名前を言ってからバイナラと言うことでより親しみを込めて別れの挨拶ができます。
まとめ
バイナラは、さようならと伝えるよりも陽気で楽しい雰囲気で別れの挨拶ができる言葉です。
反対に、ニュアンスを変えて、嫌味たらしく伝えるように言えば、嫌いな相手と早く別れたいという気持ちを伝えて、その場から早く立ち去れる言葉にもなります。
さようならと言うと寂しく感じるなと思う人は、ポーズを付けたり、表情を付けて「バイナラ」と言ってみれば、スッキリした気持ちで別れられるでしょう。