体に力を入れて動く時には、適当な言葉が口から出る事も多いでしょう。
年配の方が立ち上がるときなどに「よっこいしょういち」という声を出し、それを聞いて何を言っているのか疑問に思ったことがあるかも知れません。
この記事では、「よっこいしょういち」の意味を分かりやすく説明していきます。
「よっこいしょういち」とは?意味
「よっこいしょういち」は体に力を入れる時につい出てしまう掛け声を元にした、ギャグやダジャレの一つです。
掛け声としてよくある「よっこいしょ」と、実在の人物名である「横井庄一」が合わさって「よっこいしょういち」になりました。
現在では元ネタも知らずに、語呂の良さや、親や親戚が使っていたからそれを真似したことが切欠で、動き始める時につい「よっこいしょういち」と声を出すことが癖となっている人もいます。
「よっこいしょういち」の概要
「よっこいしょういち」は日本陸軍の軍人だった「横井庄一」さんが由来です。
戦争が終わったことを確信できず、終戦から27年グアムに潜伏していた横井庄一さんですが、身柄が確保され帰国した際には大きなニュースとして広まりました。
メディアに大きく取り上げられたこともあり、横井庄一さんの名前は日本全国に知れ渡り、その頃に生まれたギャグが「よっこいしょういち」です。
その後選挙に落選してからはメディアで取り上げられることも急激に減少したものの、「よっこいしょういち」は使いやすさもあって根付きました。
「よっこいしょういち」の言葉の使い方や使われ方
「よっこいしょういち」は体を動かす時に出る掛け声の一種なので、会話の中で意図的に出す言葉ではなく、不意に出てしまう事や、動く前の勢い付けとして使う事が多いでしょう。
立ち上がる時、物を持ち上げる時、物を置く時など、体に力を入れる時に自然と出てしまったり、「よっこいしょ」と口に出た際についでだからと「よっこいしょういち」まで言っておく、という使われ方が多いです。
またドラマやアニメなどで、古いギャグを使う年齢という表現や、若いのに古いギャグを使うというギャップを出すために使われることも稀にあります。
「よっこいしょういち」の類語や言いかえ
自然に口から出る言葉としては、「よっこいしょういち」よりも、その元となった「よっこいしょ」や「よっこらしょ」、「どっこいしょ」の方が一般的です。
力を入れる前に意図的に発する掛け声としては、「せーの」「よいしょ」「うんしょ」など、より短い言葉の方が使わいやすく、使う人も多いでしょう。
まとめ
「よっこいしょういち」は日常に根ざしたギャグではありますが、今では元ネタの知名度も低い親父ギャグとして扱われていたり、元ネタがあるともギャグとも知らずに使われています。
悪い言葉ではありませんが、うっかり口に出すと、近くに居た40代50代以上の人に笑われて、困惑するかも知れません。