この記事では、「記述」と「説明」の違いを分かりやすく説明していきます。
「記述」とは?
「記述」とは、きじゅつという読み方をすべき言葉です。
漢字で表記された文字を見れば分かりますが、事柄を書き留めるとか事柄をしるした文章といった意味を持つ記に、のべる事とかのべ説く事を意味する述の字を付け加える事で成立した言葉となっています。
だからこそ「記述」は、文章にして書き記す事や書き記したものといった意味があるのです。
「記述」の使い方
「記述」は、比較的日常的にも見聞きする事がある言葉となっています。
具体的な使い方としては、記述するという表現を良く見掛ける事が可能です。
これは文章として書き記すという動作を行っている事を表す言葉として用いられています。
他にも、記述式の問題、といった使い方も見る事が可能です。
こちらは、テストで記述させる問題を意味する言葉として使用されています。
「説明」とは?
「説明」とは、せつめいという読み方をする言葉です。
文字で表記されたこの言葉を見れば明確ですが、わかるように述べるとかとき明かす内容といった意味を有する説の字に、理のあきらかな事やあかるい事等を意味する明の字を足す事で誕生した言葉となっています。
そのため「説明」は、ある事柄が理解出来る様に述べる事を意味する言葉です。
「説明」の使い方
「説明」は、日常的に使用される言葉なので大抵の人は見聞きした事がある馴染みの言葉となっています。
そんな説明ですが、理解出来る様に分かり易く述べるという意味合いで使用されるのが基本です。
例えばシンプルに、説明する、とか、説明を求める、といった表現で使用される事が多く見られます。
要するにある事柄について分析し、その理由や背景について言及したり、言及を求める際に使われているのです。
「記述」と「説明」の違い
「記述」と「説明」は、文字を見比べれば分かる様に、使用している文字も読み方と全然違っています。
更にそれぞれが持つ言葉の意味にも違いがあるので、その辺をきちんと理解しておけば使い分けに迷う事はありません。
ちなみに「記述」は、文章にして書き記すという意味を持つ言葉です。
一方の「説明」は、ある事柄について分かり易く述べる、という意味を持っています。
「記述」の例文
・『あのテストには記述式の問題が出るので、難易度が高いです』
・『報告書の記述によると、事故の原因は機械トラブルによるものであるらしい』
「説明」の例文
・『この後、担当医から病状に関する説明があります』
・『新しい家電を購入した際は、きちんと説明書を読んだ上で使ってみるべきです』
まとめ
2つの言葉は、使用されている文字も読み方も特に似ていると言える部分はありません。
加えて表す意味合いも違っているので、その点をきちんと理解すれば使い分けに悩む事はないです。
「記述」の方は、文章にして書き記すという意味合いを表す言葉となっています。
対する「説明」は、事柄について理解し易い様に分かり易く述べる、という意味を表すのです。