「滑らか」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「滑らか」について

「滑らか」「なめらか」という読み方をするのが一般的ですが、他にも「すべらか」という読み方もあり、どちらも間違いではありません。

「滑らか」の意味とは

読み方は2通りあるものの、「なめらか」「すべらか」も同じ意味を持つと考えて良いでしょう。

「滑らか」は、大きく分けると2つの意味を持つ言葉で、どちらも使う頻度としては同じ位ですから、両方の意味をしっかりと覚えておきたいものです。

まずひとつは、表面がすべすべとしていてひっかかりやデコボコ、摩擦がない状態を表し、ふたつめは物事がスムーズに淀みなく進む様を表します。

「滑らか」の言葉の使い方

形容動詞ある「滑らか」「滑らかな山肌」

「滑らかに踊る」という様に、修飾語として状態や性質などを表す使い方をします。

その他にも「~滑らかだ」というように単独で述語として使用することも可能です。

また「滑らか」「さ」をつけ「滑らかさ」とする場合は、名詞としての使い方も出来ます。

「滑らか」を使った例文

滑らかには、大きく2つの意味があるということは、説明をした通りです。

どういった使い分けが可能なのか、例文を通して紹介していきたいと思います。

「滑らか」の例文1

「急遽決まったにもかかわらず、彼は大勢の前で滑らかにスピーチをした」

この場合の「滑らか」は、物事がスムーズに進む、といった方の意味になります。

つまり、突っかかったりせずに淀みない口ぶりでスピーチを成功させたという意味に捉えられるでしょう。

「滑らか」の例文2

「彼女の肌は、ビロードの様に滑らかで美しい」

ビロードとは、ベルベットとも言われる生地の一種ですが、ツルツルとした触り心地が特徴的です。

その生地の様に触り心地がツルツル、すべすべとした摩擦のない状態こそ「滑らか」となります。

このように「滑らか」は、生物、無生物問わずに上記の様な表面の状態を表す際に使用出来るのです。

「滑らか」の例文3

「高級なアイスクリームだけあって、口当たりの滑らかさが違う」

「滑らか」は、この例文のように口当たりの表現としても使用可能です。

「滑らかな口当たり」とは、ざらつきがなく、ツルっとした舌触りという意味になります。

例文のアイスクリームは、ガリガリやシャリシャリではなく、とろける様な口当たりだという事です。

「滑らか」な口当たりは、ボソボソとしていたり、舌にざらつきを感じるような口当たりの真逆だと言えるでしょう。

「滑らか」の英語と解釈

「滑らか」にあたる英語として相応しいのは“smooth”です。

“smooth”は、形容詞の場合「滑らかな」「すべすべした」「ツルツルした」といった意味や「順調な」「円滑な」「流暢な」といった意味があります。

日本語の「滑らか」とほぼ同様の意味を“smooth”は網羅する事が出来る英語です。

「滑らか」の類語や類義表現

「滑らか」は表面の感触や状態、口当たり、物事が進む様子など色々なものを表せる言葉です。

そのため、「滑らか」の使い方によっては、類語が異なることもあります。

その点を考慮しながら「滑らか」の類語や類義表現を見ていきましょう。

「平滑」

「平滑」「へいかつ」と読み、意味はでこぼこがなく、平らで滑らかとなります。

表面のスベスベさツルツルさを表すだけではなく「滑らか」と同じで物事の進み具合などがスムーズなことに対しても使われる言葉です。

「流暢」

「滑らかに話す」「滑らかに弾く」といった様な動きに対しては「流暢」が類義表現として適しています。

「スラスラと」「よどみなく」「スムーズに」といった意味で使う「滑らか」の場合のみ「流暢」を類義表現として使うことが出来るでしょう。

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