この記事では、「行儀が悪い」の意味を分かりやすく説明していきます。
「行儀が悪い」とは?意味
礼儀の面からみた立ち居振る舞いが悪いという意味です。
行儀には3つの意味があります。
1つめは、礼儀の面からみた立ち居振る舞いです。
たとえば、それほど親しくない目上の人の家に招かれて、畳の部屋に案内されたとします。
このとき、礼儀の面からみた立ち居振る舞いとして、行うべきものだと求められるのは、正座をすることです。
人を不快にさせないための行動を意味しています。
2つめは、しわざ、行状です。
行状は、日々の行いを意味しています。
3つめは仏語で、行事の儀式のやり方です。
「行儀が悪い」というときは、1つめの意味で使っています。
悪いには数多くの意味がありますが、主なものは6つです。
1つめは、人の行動・性質、物事の状態などが、一定の基準よりも劣っていることです。
スタイルが悪い、成績が悪いなどのことをいいます。
2つめは、人の行動・性質や物事の状態が、正しい・正しくないなどの判断基準に達していないことです。
心がけが悪い、客の扱いが悪いなど、不当である、不親切であるといった意味になります。
3つめは不吉であるのです。
占いの結果が悪いなどのことをいいます。
4つめは、謝罪や感謝の気持ちを表す語です。
謝罪の意味では、申し訳ない、すまないともいいます。
5つめは、食べものが傷んでいるです。
6つめは、名詞について不快な気持ちを表す語です。
気味悪いなどの使い方をします。
「行儀が悪い」というときには、2つめの意味で使っています。
「行儀が悪い」の概要
社会生活を円滑に営むためには行儀を守ることが大切です。
食事をするときのことで考えてみます。
食事をする方法にはルールのようなものがあります。
たとえば、箸でお茶碗を叩かない、ひじをテーブルにつかない、大皿から料理をとりわけるときに持ち手部分を使わないなどです。
こういったことをやってしまうと、「行儀が悪い」と思われてしまいます。
このようなことを守るのは、礼儀として大切なことです。
守らないと周囲の人を不快にしてしまいます。
どういったことが、礼儀の面から見た立ち居振る舞いとして正しいのか、国や文化によって異なります。
たとえば、インドでは手を使ってカレーを食べることが一般的ですが、日本ではカレーを手を使って食べるのは好ましくない行為だとされています。
このように、国や文化によって正しいとされるものが異なります。
「行儀が悪い」の言葉の使い方や使われ方
立ち居振る舞いが、求められるものとは違う場合に使われます。
「行儀が悪い」の類語や言いかえ
「マナーが悪い」「作法がなってない」などが、似たような意味を持つ言葉です。
まとめ
そのときそのときで、正しいとされる立ち居振る舞いがあり、これを守らないと周囲の人に不快感を与えます。
「行儀が悪い」といわれないように、立ち居振る舞いに気をつけたいものです。