「猪口才」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「猪口才」とは?意味と使い方

この記事では、「猪口才」の意味を分かりやすく説明していきます。

「猪口才」とは?意味

「猪口才」とは、小生意気でこざかしいさまや、そのような人を指す場合に使用される言葉です。


「猪口才」の概要

「猪口才」とは、「ちょこざい」と読みます。

「猪口才」「猪口」「ちょこ」と読みますが、この「ちょこ」はちょろちょろと動いている様子や、ちょこまかしているという意味を表しています。

漢字の「猪口」は当て字であり、日本酒を飲むときに用いる「おちょこ」とは関係がありません。

「猪口才」「才」は、才能を表す言葉であるため、「猪口才」とは、「ちょっとした才能」という意味から転じて、「ちょっとした才能があり小生意気である」という意味として使われるようになりました。


「猪口才」の言葉の使い方や使われ方

「猪口才」は、小生意気でこざかしいという意味を持っているため、基本的に相手を蔑んだり馬鹿にしたりする際に使用されます。

「猪口才」という言葉はその意味と古い言い回しであるため、日常生活ではあまり使用されません。

どちらかといえば、大河ドラマや時代劇などの演劇や舞台、ドラマなどでよく耳にする事があります。

悪だくみをする悪人が最終的に主人公に倒されるような時代劇の王道である勧善懲悪のストーリーの中で、悪役が主人公に対して「猪口才な奴め」と捨て台詞を吐いて倒されるシーンはよく目にします。

この場合の「猪口才」は、ことごとく悪事の邪魔をする主人公に対して「お前はこざかしく生意気な事ばかりする」という意味を込めて使われています。

もし、「猪口才」という言葉を日常生活で使用する際にはこのような悪い意味が多く含まれる言葉である事を注意しなければなりません。

「猪口才」と言われる人は、相手の怒りを買うような行動や、生意気な発言をしていますので、基本的に批判の対象となり得る人物です。

その対象が自分である場合は、非常に生意気な行動を取っていたり、不快な発言をしていたりするという事となりますので、何故「猪口才」と言われてしまったのか原因を考えて反省する必要があるかもしれません。

このように「猪口才」が使用される場面というのは、誰かが怒りを覚えていたり不快な気分になっている事を覚えておく必要があります。

「猪口才」を使った例文

・『君の猪口才な行動はそのうち大きな問題の原因になるだろう』
・『上司に猪口才な言動をするなと言われたが、私には何が悪かったの全くかわからない』
・『近所にとても猪口才な悪ガキがいて困っている』

まとめ

「猪口才」とは、小生意気でこざかしいという意味を持つ言葉です。

基本的に悪い意味として使われるため、使用する際には状況や相手を見極める必要があるでしょう。

そして、自分に対して使われた場合は、何故そう言われてしまったのか、よく考え反省する必要があると言えます。

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