この記事では、「休講」と「休校」の違いを分かりやすく説明していきます。
「休講」とは?
講義がないこと、教師が講義を休みにすることです。
講義とは、大学の授業のことです。
大学の授業の座学では、教師が教団に立ち、生徒に対して学問の説明をする形が取られています。
多くの場合、教師は1人です。
数人の教師で教えていれば、1人が休んでも別の教師が教えることができます。
しかし、1人で教えていて代わりになる人がいない場合、講義を行うことができません。
そのため、講義は休みになります。
教師がなぜ休んでしまうのか、理由はさまざまです。
また、講師の都合以外の理由で講義が休みになることもあります。
いつもであれば、その時間帯に講義があり、勉強をしているはずです。
しかし、講義がなくなってしまうと、その時間は空くことになります。
空いた時間に学生はどうするのかというと、人それぞれで、カラオケに行く、家でゴロゴロする、課題をやる、図書館に行くなどをしているようです。
「休講」の使い方
講義が休みになることを指して使用する言葉です。
大学関係者が主に使っています。
「休校」とは?
学校が休みになることです。
祝日や土日などで休みなのではなく、それ以外の何らかの理由で休みになることをいいます。
学校の授業がなくて休みになることを意味する言葉です。
なぜ休みになるのか理由はさまざまですが、主なものには、感染症が流行しているから、台風が接近しているから、大雪だからなどがあります。
突然休みになることが多く、前もって知らされていると言うことは少ないです。
突然の休みの場合は、連絡網の利用などによって知らされます。
突然学校が休みになってしまうと、共働きをしている家庭で困ることがあります。
子どもを一人で家に置いておけないため、仕事を休まなければならない場合があるのです。
職場によっては、突然休むことができず、親としては困ります。
「休校」の使い方
学校が休みになることを指して使用する言葉です。
小学校・中学校・高校など、「校」とつく場所が休みになることをいいます。
会社が突然休み、などには使用しません。
「休講」と「休校」の違い
どちらも「きゅうこう」と読みますが、意味は違います。
前者は、大学の授業が休みになることです。
大学自体はやっています。
後者は、学校が休みになることです。
学校自体が休みで、授業はありません。
「休講」の例文
・『休講の知らせがあった』
・『休講で時間が開いたから図書館に行こう』
・『最近、休講が増えた気がする』
・『休講でひまになってしまった』
「休校」の例文
・『大型の台風接近のため休校をします』
・『15日は休校です』
・『休校にする予定はありません』
・『明日は休校になるかもしれない』
まとめ
読みが同じ2つの言葉ですが、意味は異なります。
一方は講義が休みになること、もう一方は学校が休みになることを意味しています。