この記事では、「大抵」と「いつも」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大抵」とは?
「大抵」は「たいてい」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの肝心な部分」という意味で、あるものごとの全体ではなく主要な部分を言います。
2つ目は「ものごとの大体の部分」という意味で、全体のうちの大部分のことを言います。
3つ目は「ほとんど全てに当てはまる様子」という意味で、あるものごとのほぼ全てがそうであることを言います。
4つ目は「確率が高いと推測される様子」という意味で、ほぼ間違いないそうであることを言います。
5つ目は「普通である様子」という意味で、「並大抵ではない」として使われます。
上記に共通するのは「大体のところ」という意味です。
「大抵」の使い方
「大抵」は「ものごとの肝心な部分」「もののごとの大体の部分」「ほとんど全てに当てはまる様子」「確率が高いと推測される様子」「普通である様子」という意味で使われます。
名詞として「大抵を知る・知った」と使われたり、形容詞として「大抵の」と使われたり、副詞として「大抵~である」と使われたりします。
基本的に、全部ではないがほとんどの部分はそうであることに使われる言葉です。
「いつも」とは?
「いつも」は「何時も」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「普通の場合」という意味で、毎回同じ状態であることを言います。
2つ目は「どんな場合でも」という意味で、時間を限定せずに必ずそうであることを言います。
上記に共通するのは「毎回」という意味です。
「いつも」の使い方
「いつも」は「普通の場合」「どんな場合でも」という意味で使われます。
名詞として「いつもは」と使われたり、形容詞として「いつもの」と使われたり、副詞として「いつも~である」と使われたりします。
基本的に、何も起きなければ毎回同じ状態であることに使われる言葉です。
「大抵」と「いつも」の違い
「大抵」は「全部ではないがほとんどの部分はそうであること」という意味です。
「いつも」は「何も起きなければ毎回同じ状態であること」という意味です。
「大抵」の例文
・『彼の意見について大抵の人が賛成している』
・『今日紹介されたレストランならば大抵行ったことがある』
・『主人は毎晩8時過ぎならば大抵家におります』
・『パソコンのトラブルなら大抵のことは解決できます』
「いつも」の例文
・『いつもは自転車で通勤しているが、今日は雨の為バスを使った』
・『発注の数量や納期に関してはいつも通りでお願いします』
・『彼はいつも明るくふるまっているが、実は繊細な人だ』
・『いつも嘘をついていると、誰からも信用されなくなるよ』
まとめ
今回は「大抵」と「いつも」について紹介しました。
「大抵」は「ほとんどの部分はそうであること」、「いつも」は「毎回同じ状態であること」と覚えておきましょう。