「自分に呆れる」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「自分に呆れる」について

「自分に呆れる」とは、「じぶんにあきれる」と読みます。

意味としては、自分が予測していた事に対して、結果が予測していた状態に伴わない場合に、失望して用いる表現です。

「自分に呆れる」の意味とは

「自分に呆れる」という言葉には、情けない自分に対して呆れている様子を表す表現です。

「普通だったらこれぐらいの事ができるのに、何故自分はできないのか?」「何故自分は何度も同じ失敗をしてしまうのか?」といった風に、自分が予測していた結果を伴わずに、失敗ばかりしてしまう、目標までたどり着けない状態に呆れる様子を表現しています。

こんなにも簡単な事がクリアできない自分を情けなく想う気持ちが表れています。

「自分に呆れる」の言葉の使い方

「自分に呆れる」の言葉を用いる場合とは、自分が予測、もしくは予定していた事を大幅に裏切る結果に対して、失望する気持ちの描写がわかるような時です。

だから何に対して、自分に呆れるぐらいに失望してしまったのか?といった風に、最初に予定したり、予測していた内容もわかるように記していきましょう。

「自分に呆れる」を使った例文

これから下記に、「自分に呆れる」の表現を用いた例文をいくつか紹介していきます。

「自分に呆れる」の例文1

「自分に呆れるぐらいに、私は何度でも同じ人を好きになってしまう」

何度振られても、同じ人にばかりアタックしてしまう自分って、「本当にバカだな」と呆れてしまう様子を表しています。

このようにダメだとわかっていても、同じ行動を繰り返しては、無駄に時間や労力を費やしてしまう状態から、抜け出せないで悩んでいる様子が伺えます。

「自分って本当にバカだな」と思ってしまう時に、「自分に呆れる」状態となるのです。

「自分に呆れる」の例文2

「自分に呆れるぐらいに、何度も同じミスを繰り返してしまう」

「どうして自分ってこんなに同じミスばかり繰り返すのだろう?」と呆れて失望している状態の時に、「自分に呆れる」といった表現を用います。

「自分に呆れる」の例文3

「ダイエット宣言しては、何度も挫折を繰り返す自分に呆れる」

ダイエットを続けるのは、強い意思が必要となります。

巷には様々なダイエット法が出回っていますが、どのダイエット法を試しても、毎回3日坊主でやめてしまう、続かないといった自分に対して、呆れてしまう様子が伺えます。

このように「自分に呆れる」という言葉の中には、情けない自分を軽蔑してしまうといった気持ちが込められているのです。

「自分に呆れる」の英語と解釈

「自分に呆れる」は、英語に訳すと、“I am disgusted with oneself”となります。

“disgusted”がうんざり、むかついた、吐き気を催させる、気色が悪いといった意味です。

“oneself”が自分自身なので、直訳すると、「私は、自分自身にうんざりした、むかついた」となります。

「自分に呆れる」の類語や類義表現

これから下記に、「自分に呆れる」の言葉の類語や類義表現をピックアップしていきながら、その意味についても解説していきます。

「自嘲」

「自分に呆れる」の類義表現として、「自嘲」といった言葉があります。

自嘲とは、自分で自分の欠点や境遇、ふるまいに対して、あざけり笑う様子を表す言葉です。

自らを軽蔑して、あざける様子が伺えます。

自分で自分をつまらぬ者として、笑ってバカにする様子です。

「自分に呆れる」以上に「自嘲」は、自分の事を皮肉ってバカにしている様子が伺えます。

「唖然」

「自分に呆れる」の類語で、「唖然(あぜん)」という表現があります。

唖然の唖とは、言葉が話せないといった意味があり、然には、先に述べた事を受けてその状態を示す言葉なので、唖然は、何か先に述べた事に対して、言葉を返せないぐらいにビックリした様子や、呆れた様子を表します。

唖然の唖は、口と亜(あ)という文字から成るので、「あ」と言葉にならないような声といった意味が含まれています。

だから、唖然には、あまりにもびっくりして言葉が出ないといった事になるので、それだけあきれ返るような出来事が起きた時に使います。

「自分に呆れる」の表現以上に、自分の行いに呆れて失望し、物も言えない様子を表します。

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