「ロックダウン」と「緊急事態宣言」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ロックダウン」と「緊急事態宣言」の違い違い

新型コロナウイルスのニュースを見聞きしていると「ロックダウン」「緊急事態宣言」などの専門用語が飛び出してくることがあります。

この記事では、「ロックダウン」「緊急事態宣言」の違いを分かりやすく説明していきます。

今さら聞けない用語を、ただしく抑えていきましょう。

「ロックダウン」とは?

最近よく聞くロックダウンとは、都市封鎖のこと。

街全体にロック(鍵)をかけてしまうような状態です。

ロックダウンを出された地域では、自由に買い物したり街の外に出かけたりができなくなります。

公共施設や企業に対しても、罰則をともなう命令が出されるので、とても強い内容の規制になります。

ロックダウンは最近あらわれた言葉なので、しっかりとした定義がありません。

そのためロックダウンの内容は、国によって違いがあります。

たとえばニューヨークのロックダウンでは、企業活動が禁止されてリモートワークが義務化されました。

スーパーやドラッグストアに出かける以外は、自由にショッピングに出かけられなくなりました。

一方でイギリスでは、散歩とショッピングは認める内容。

大きなイベントを開いた主催者に対して罰則を求めるロックダウンをおこないました。

ロックダウンは国によっても解釈が異なり、たとえ実際におこなったとしてもどこまで効果が出るのか未知数な所もあります。


「緊急事態宣言」とは?

緊急事態宣言とは新型コロナウイルスの拡大を食い止めるために、首相が発令する特別宣言のこと。

新型コロナの対応で瀬戸際に追い込まれたときに、政府が発令する対策のことです。

緊急事態宣言が出されると、対象エリアの飲食店などには時短や休業の命令が出されます。

政府の命令を守らない場合は、過料とよばれる「罰金」がつきます。

都道府県知事から要請があったとき、ステージ4というレッドゾーンに入ったとき、緊急事態宣言が発出されます。

よく似た「まん延防止等重点措置」との違いは、守らなかった場合の罰則が強化されること。

緊急事態宣言が県単位で出されるのに対して、まん延防止等重点措置は市町村単位だということです。


「ロックダウン」と「緊急事態宣言」の違い

コロナ禍でよく耳にするようになったトレンドワードには、説明がしにくいものもあります。

「ロックダウン」「緊急事態宣言」の違いを、分かりやすく解説します。

・欧米のロックダウン、日本の緊急事態宣言

ロックダウンはアメリカやイギリスなどの諸外国で、相次いでおこなわれてきたコロナ対策のひとつ。

対して緊急事態宣言は日本政府が実施している政策です。

またロックダウンは明らかな定義がないものの「都市を封鎖する」という意味合いで使われるので、緊急事態宣言より警戒レベルを引き上げたつよい対策になります。

まとめ

「ロックダウン」「緊急事態宣言」の違いをあらためてお伝えしました。

ロックダウンはコロナ禍において、欧米でおこなわれている都市封鎖のこと。

対して緊急事態宣言は日本政府が発出している新型コロナ施策のひとつです。

言葉のあらましを抑えて、時事ニュースに強くなっていきましょう。

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