この記事では、「半値八掛け二割引」の意味を分かりやすく説明していきます。
「半値八掛け二割引」とは?意味
「半値八掛け二割引(はんねはちかけにわりびき)」とは、「特定の株の銘柄の上昇トレンドが終わって下落トレンドに転換した時、底値がどのくらいの株価になるのかのおおよその目安基準」を意味しています。
「半値八掛け二割引」という株式投資に関するスラング(俗語)・格言をより詳しく説明すると、「高値(天井のピーク)×0. 5(半値)×0. 8(八掛け)×0. 8(二割引)=0. 32」となります。
つまり、「半値八掛け二割引」というのは、「株価が高値をつけてから下落し始めると、大体高値の約32%くらいにまで下がる可能性があること(その底値こそが買うチャンスであること)」を示唆しているスラングなのです。
「半値八掛け二割引」の概要
「半値八掛け二割引」という株の底値の予測をするスラング(俗語)は、「大阪の薬・繊維を売っていた商人たちが昔使っていた、値引きをする時の大まかな基準」が元ネタとされています。
そのため、特定銘柄の株が天井を打って下がり始めた時に、「半値八掛け二割引」の株価まで下がる可能性があるという数字自体には、特別な客観的・統計的な根拠はないのです。
「半値八掛け二割引」というのは株取引における昔から言い古されている「底値予測の格言」みたいなもので、「高値の約32%にまで下がる恐れがあること」自体を気にする必要はないということになります。
「半値八掛け二割引」の言葉の使い方や使われ方
「半値八掛け二割引」というスラング(俗語)は、「株価が一度天井としての高値をつけた後に、どこまでその株価が下落する恐れがあるのかを指示する目安」を意味して使う使い方になります。
「半値八掛け二割引」という株式投資に関する格言めいたスラングは、「保有している株式銘柄が下落トレンドに入った時」に使われることが多くなっています。
ただし「半値八掛け二割引(高値の約3割程度にまで株価が下落する)」というのは、「昔から言い慣らされている格言めいた底値の目安・水準」であるため、「理論的・実証主義的な根拠」はないので注意が必要です。
「半値八掛け二割引」を使った例文(使用例)
・『企業の財務諸表に照らして株価が異常に高くなっている時には、ピークから半値八掛け二割引くらいを意識しておいたほうが良いでしょう。』
・『昔から株取引をやっている人ほど、半値八掛け二割引という底値の推測が好きですが、実際の株式チャートはそのように動かないことも多いのです。』
・『半値八掛け二割引で最高値の約32%の水準で、さらにこの株式銘柄の買い増しを検討していますが、なかなかそこまで株価が落ちなくて困っています。』
まとめ
「半値八掛け二割引」という株式投資関連のスラング(俗語)の意味や概要について解説しましたが、いかがでしたか?
「半値八掛け二割引」は、「株価が一度天井を打った後に、どこまで下落する可能性があるのかを示している目安(客観的根拠はない語呂合わせ・安売り基準の流用)」を意味しています。
「半値八掛け二割引」というスラング(俗語)の意味を詳しくリサーチしたい人は、この記事を参考にしてみて下さい。