「コットン」と「オーガニックコットン」の違いとは?分かりやすく解釈

「コットン」と「オーガニックコットン」の違いとは?違い

この記事では、「コットン」「オーガニックコットン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コットン」とは?

「コットン」には4つの意味があります。

1つめは、綿、綿花のことです。

綿は綿糸・綿織物のことで、繊維が絡まり合ってできています。

アオイ科ワタ属の植物であるワタから得た素材をもとに作られます。

繊維に利用されるワタの種子表面は、白い色をしていてふわふわとしています。

この部分が綿糸や綿織物に使用されます。

2つめの意味は木綿です。

1つめの意味は加工していない状態のものも指しているのですが、2つめの意味は加工したものを指しています。

木綿は主に衣類に利用されています。

衣類に利用されるものは、肌触りが柔らかく、優れた吸水性が特徴です。

3つめの意味は、化粧品用の脱脂綿です。

植物のワタから得た原料から不純物を取り除いたものを指しています。

吸水性がよい特徴があり、化粧水をたっぷりと吸収します。

「コットン」に化粧水を含ませてパッティングをしたり、メイクを拭き取ったりします。

医療用としても使用されます。


「コットン」の使い方

綿を指して使用されている言葉です。

衣類などの綿を指す場合もあれば、脱脂綿のことを指す場合もあります。


「オーガニックコットン」とは?

指定された化学肥料や農薬を使用せずに栽培された綿のことです。

化学肥料を使用すると植物がよく育つといわれています。

そのため、植物を栽培するときに化学肥料が使われることが少なくありません。

また、植物には虫がついたり、病気になったりすることがあります。

こういったことを防ぐために農薬が使用されます。

「オーガニックコットン」は、これらを使用せずに栽培した綿です。

オーガニックの基準は国や認定団体によって異なるので、「オーガニックコットン」といっても、どのような化学肥料や農薬をどれくらいの期間使用していないのか、さまざまです。

「オーガニックコットン」は肌への刺激が少ない、肌触りがよいといわれています。

敏感肌の人の中には、オーガニックだと安心できるという人もいます。

「オーガニックコットン」の使い方

指定された化学肥料や農薬を一定期間使用せずに栽培した綿のことを指して使用する言葉です。

「コットン」と「オーガニックコットン」の違い

綿という点は同じです。

違いは綿の栽培方法です。

「オーガニック」という場合は、指定された化学肥料や農薬を一定期間使用していません。

「コットン」の例文

・『コットン100%の服が好き』
・『コットンを使ってパッティングする』
・『50枚入りコットンが安売りされていた』
・『コットンを仕入れる』

「オーガニックコットン」の例文

・『オーガニックコットンにこだわっている』
・『オーガニックコットン製品を探す』
・『オーガニックコットンを使用したタオル』
・『オーガニックコットンは優しい気がする』

まとめ

2つの言葉はどちらも綿を指しているのですが、綿の栽培方法が違います。

違い
意味解説辞典