この記事では、「改装」と「改築」の違いを分かりやすく説明していきます。
「改装」とは?
「改装」は今ある間取りをそのままの状態として間取り内部の内装のみを新しく生まれ変わらせることです。
ここで言う内装ですが、冷蔵庫や流し台など様々な間取りに備え付けられてある装備のことを内装とします。
また、「改装」は間取り外の外装も新しくすることを意味し、建物の外部を新しく生まれ変わらせることも「改装」ですが、建物外の「改装」は必ず、外部の作りを維持したうえで骨組みを大きく変更することは許されません。
骨組みまでを変える場合、それは、「増築」や「改造」と呼びます。
「改築」とは?
「改築」は、今ある間取りを変更して作り上げることです。
つまり、間取りが2つある場合、それらの壁を取り払い一つの間取りに変更することを「改築」と呼び、室内の設備を丸々他所の間取りにもっていくことも「改築」になります。
なお、「改築」は今建てられた住居の大きさを前提に、間取りを自由にいじり倒すことであるため、家自体を巨大に改造することではありません。
家自体を大きくする場合、それは、改造行為になり、増改築になりますので「改築」とは全くの別の定義になります。
また、増改築は、必ず、所有している土地の内部だけで可能な行為であるため、自分が所有する面積を超えて増改築することは許されません。
「改装」と「改築」の違い
「改装」と「改築」の違いは、間取りの内装や建物の外装などを変更するだけか、室内そのものの壁を取り払うことで室内を大きくみせたり、室内にある設備を別の室内に持ち込むかです。
「改装」の例文
・『喫茶店の内部を改装する』
この例は、喫茶店内部の間取りはそのままで間取り内の設備や内装を新しくするという例になります。
間取りはそのままなので、室内の広さが広がるということは「改装」ではありません。
室内の広さが変わる場合、「改築」や増築が室内の広さが変わる意味になります。
「改築」の例文
・『増改築』
この例は、間取りを増やす改造工事のことです。
改築は、間取り自体を自由に変更することですが、決して今ある住居の大きさは変化しません。
ですが、「増改築」にした場合、建物を上へ上へと作り上げることで間取りを増やすことができるのです。
もしくは自分が所有している土地をすべて使用して建物の間取りにあてれば、家を大きくすることができるのが『増改築」です。
まとめ
「改装」と「改築」の違いは、間取りをそのままとして内部を弄り回すか、間取りまで変更して弄り回すかです。
その上で、「改築」と増築の違いは、改築は建物の大きさを変更することなく間取りを弄り回すことにあります。
その為、増築の方が建物を増やすという意味なので自分が持つ土地の中であれば、2階を作ろうが今ある家にもう一つ家を連結させようが自由です。
その為、『増改築』という言葉は実質、「増築」という言葉になり、増築は、「増改築』という言葉を単純化しただけの言葉に当たります。
