この記事では、「主役」と「主人公」の違いを分かりやすく説明していきます。
「主役」とは?
「主役」は、物語の中心になる人物のことで最も目立つ存在です。
つまりは、演劇などであれば、登場人物が最も目立ち、最も登場回数が多ければ「主役」になります。
「主人公」とは?
「主人公」は物語の分岐を作ったり、ストーリーにおいて一番重要なポジションにいるものです。
主人公は、出番が少なくとも、ストーリーに大きな変化を与えたり、物語性を出す存在であれば、複数存在してもよい上、「主人公」と呼ばれる存在は人間ではない存在でも「主人公」になれます。
「主役」と「主人公」の違い
「主役」と「主人公」の違いは、よく物語に登場するか、別に物語にそんなに登場しないが、重要な役割があるかどうかです。
「主役」は別に重要な役割を当てずとも成立しますが、「主人公」の場合、話を進めるうえでどうしても重要なポジションにつくため、違いは、重要な役割があるかどうかになります。
「主役」の例文
・『この作品は主役は3人いる』
この例は、物語の中心人物が3人も存在することを上げています。
「主役」も実は「主人公」と同じで複数人いても物語が進行できるのであれば、何人でも何度も出てくる中心人物として書くことは原理上可能です。
・『主役の交代を行う』
この例は、物語によく登場する人物を変更したという例です。
恐らく、「主役」といえる人物の評判が悪かったよ予測します。
「主人公」の例文
・『このゲームは主人公が魔王に殺害されることで話が進む』
この例は、主人公と呼べる物語の中心人物が魔王の手にかかり殺害されることで、話が進むという例になります。
RPGゲームにおいては、負けイベントという強制的に敗北させることで物語を薦めるという手法があり、この時に主要人物が殺害されることで別の人物が「主人公」という主要人物になるケースが存在するのです。
・『主人公が魔王のゲームも存在する』
この例は、物語の中心人物でストーリーの分岐点になる人物が実は魔王のゲームがあるという例になります。
実は、以外にもこうしたゲームは多く存在しており、魔界戦記ディスガイアや、勇者のくせになまいきだ。
などは魔王がストーリーに大きくかかわる重要なポジションで物語が進むのです。
まとめ
「主役」と「主人公」の違いは、何度も物語に出てくる人物であるか、物語が進む要因になっている人物であるかです。
つまり人気取りのために有名な役者さんを「主役」と称して多く演劇などに登場させればそれだけで「主役」となり、物語に影響こそしませんが、劇は人気を得ます。
しかしながら、「主人公」はそうはいかず、物語に直接絡むキャラなので「主人公」といえる人物は、きちんと物語に関わる主要なキャラクターとして演じることができる人物でなければならないです。
ですが、「主人公」は実は人である必要性は全くなく、物語のキーパーソンになるのであれば、人物であろうと機械のような装置であろうとなんでもよいという決まりもあります。